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平出 哲也
Acta Physica Polonica A, 107(4), p.615 - 622, 2005/00
長寿命の弱く束縛された電子(捕捉電子や負イオン)と陽電子との反応によるポジトロニウム形成は、低温域で見られる高分子や分子固体中でのポジトロニウム形成の増加する現象を説明することに成功した。このポジトロニウム形成は従来から提唱されてきたOre過程やスパー過程によるポジトロニウム形成と全く異なる過程である。このポジトロニウム形成機構から予言される、可視光による効果,弱く束縛された電子の密度効果,遅延ポジトロニウム形成などの現象を実験で見いだすことに成功し、このポジトロニウム形成を実証するものとなった。また、この新しいポジトロニウム形成過程を利用する手法が幾つかある。例えば、陽電子のスピン偏極率の評価法への応用や、あるいは増加したポジトロニウム形成の昇温による抑制から局所的な分子運動の研究への応用などが可能であることが示された。
岡田 実; 武久 正昭; 団野 晧文; 町 末男; 幕内 恵三
JAERI-M 4631, 11 Pages, 1971/12
エチレンの放射線重合によって得られる粉粒状ポリエチレンまたは多孔質ポリエチレンは比表面積が大きい。この点を生かす用途の開発に繋がるような基礎研究として下記の研究を行なった。エチレンの放射線重合による多孔質ポリエチレンフィルターの直接製造。ガスクロマトグラフィー用吸着型充填物としての放射線重合ポリエチレン。粉末ポリエチレンの直接フッ素化。フッ素化ポリエチレン粉末の熱的挙動。関連研究「線量の簡易相対測定法」。本報を高崎研セミナーで発表したが、その時の討議の結果も付記した。(本稿は、著者のひとりである岡田が、高崎研究所から原子炉研修所に転任したのちにまとめたものである。)