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橋本 昭司; 西村 浩一; 渡辺 博正; 川上 和市郎
下水道協会誌, 21(237), p.1 - 6, 1984/00
下水汚泥のコンポスト化時における温度,pH,含水率,通気性などの諸因子と発酵速度との関係を解明することは装置設計上,非常に重要なことである。特に,最適温度による等温発酵では大きな発酵速度が得られるので,汚泥粒子内への酸素供給という点から粒子径の大きさは非常に重要な因子である。前報では下水汚泥のコンポスト化に及ぼす酸素供給の影響についての情報を得るため,汚泥を層状としてその厚さを変化させて発酵を行い,排出ガス中の炭酸ガスおよびアンモニア濃度,試料抽出液組成,抽出液のTOCの変化について検討を行った。その結果,空気通気下での発酵は主として二種のパターンより成っており,一つは汚泥表層付近の酸素拡散領域内での固体成分の分解を伴う発酵,他の一つは汚泥中の水溶性有機物が汚泥層表面に拡散してきて起る好気性発行であることを示唆した。本報では前報で得られた知見にもとづき,実験結果の解析を行い,さらに,得られた速度式より,種々の大きさの球型粒子状原料を用いた場合における炭酸ガス発生速度について計算を行った結果を述べる。