Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
宇都野 穣
no journal, ,
このセミナーは、学部生・大学院生の教育を意図し、基礎的な事項を解説する講義部と最近の研究内容を紹介するセミナー部によって構成されている。講義部では、原子核構造を記述するために有力な手法の一つである殻模型の基礎について説明する。まず、独立粒子描像およびその結果として得られる殻構造が成立する実験的証拠を概観した後、単純な独立粒子描像の限界を説明する。それを克服するために必要な残留相互作用による配位混合について、最も簡単な2核子配位を例にとって説明する。その後、より多核子系の問題に対する殻模型計算の概略を示す。セミナー部では、2核子配位計算の応用として、ガモフテラー遷移に関する最近の研究を紹介する。2核子配位という単純な系でありながら、ガモフテラー遷移強度が系によって著しく異なるという性質の起源が陽子中性子対相関の観点から明らかにされる様子を詳細に説明する。