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鹿園 直哉; 長谷 純宏; 坂本 綾子; 大野 豊; 田中 淳
JAERI-Conf 2003-003, 62 Pages, 2003/03
日本原子力研究所(原研)ではイオンビームを用いた生物応用の研究を進めている。この研究を今後より一層発展させ、産学官の連携を効率的に進めるとともに、関連研究者が一堂に会し、研究開発の現状を把握し、将来を展望して研究計画に反映させることを目的として、イオンビーム生物応用ワークショップを発足させた。第1回目としてイオンビームを用いた植物資源創成の研究に関連した、「イオンビーム育種技術の開発」を採り上げた。本ワークショップは、平成14年11月19日日本原子力研究所高崎研究所ベンチャー棟大会議室において、日本原子力研究所高崎研究所主催,日本育種学会,日本原子力学会関東・甲越支部,及び日本遺伝学会共催で行われ、130人が参加した。イオン照射技術をもつ原研,理研,若狭湾エネルギー研究センターでのそれぞれの照射技術,研究成果の発表,今年から実用化された新品種の紹介など非常に質の高い発表がなされた。今後はイオンビームによりさらに新しい変異体を作出し利用していくことが重要であり、将来的にはマクイロビーム等を用いた新しい照射技術による植物育種も有望であろう。
P.T.Ha*; T.T.Thuy*; Hien, N. Q.*; 長沢 尚胤*; 久米 民和
食品照射, 34(1-2), p.43 - 46, 1999/00
照射キトサンの植物栽培、とくに植物病原性糸状菌に対する効果を検討した。500kGy(乾燥状態)照射したキトサンは、茶やキクの生育促進効果を示す。一方、植物病原正糸状菌に対する抗菌活性は100kGy以下の低線量で効果が得られた。Exobasidium vexans,Septoria charysanthemun, Gibberella furikuroiの3種の糸状菌に対する抗菌活性を調べた結果、最適線量は75kGyであり、また脱アセチル化度の高いキトサン10B(99%)の方が8B(脱アセチル化度80%)より効果が大きかった。また糸状菌の種類によって効果が異なり、G.furikuroiが最も感受性が高かった。これら照射キトサンの抗糸状菌活性の増大やファイトアレキシンの誘導効果などが、植物の生育促進に寄与しているものと考えられた。