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文沢 元雄; 菱田 誠; 稲垣 嘉之
Proc. of the 5th Int. Topical Meeting on Reactor Thermal Hydraulics, p.369 - 376, 1992/00
高温ガス炉では、原子炉の上部に接続されている配管の破断事故が生じると、破断口から空気が炉内に浸入する。炉内への空気の浸入特性は、破断口における対向流(又は置換流)挙動に依存する。そこで、本研究ではレーザー流速計を用い、流れを乱すことなく、置換する体積流量を算出する手法を検討した。その結果、半球容器内面温度が冷却容器内面温度に等しい場合置換する体積流量は、半球容器内面温度が加熱温度に等しい場合に比べて、約64%に低下することが分かった。また流量の標準誤差は15~22%であることも分かった。
川島 寿人; 山内 俊彦; 的場 徹
JAERI-M 83-130, 21 Pages, 1983/08
トムソン散乱法でJFT-2プラズマの電子温度及び密度を測定した時生ずる誤差原因を明らかにした。必然的に生ずる誤差は、光電子増倍管のショットノイズである。今回このノイズ値を与える式を導き、その寄与を明確にできた。また、ショットノイズ以上にばらつく測定データについては、(1)ゲート回路及びプラズマ光のゆらぎ (2)光電子増倍管感度の変動、(3)プラズマ放電の再現性、に起因する誤差を検討した。その結果、1回の測定データでは、ショットノイズが支配的であるが、m回(m=4~7)の測定データを平均するとショットノイズは1/√mに減少するが、(2)(3)の原因による影響が現われた。そこで、(1)(2)(3)の各々の原因とショットノイズの比較をX検定、あるいは標準誤差法により行い、データを選択することによりショットノイズ限界のみのデータを利用することができるようになった。
熊沢 蕃; 吉田 芳和; 山口 彦之*
Environ.Exp.Bot., 19(3), p.231 - 232, 1979/00
被引用回数:1市川・高橋の論文「Somatic mutations in Tradescantiaetamen hairs exposed to ethyl methanesulfonate」,Environ.Exp.Bot.18,19-25(1978)の中でムラサキツユクサの突然変異率に対する標準誤差の計算に誤りのあることを指摘した Short communication である。彼らの計算法では2つの統計量の差に対する標準誤差がもとのいずれの標準誤差より小さくなっている例がいくつか見られる。この計算を一般の統計手法に従って行って見ると、線量の低い領域での突然変異の発生はどちらかというと彼らの結果ほどはっきりしたものではないことが知られた。