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PNC TN1410 96-078, 581 Pages, 1996/12
平成8年10月17日の科学技術庁原子力安全局原子力安全調査室からの協力依頼に基づき、原子力施設等安全研究年次計画(平成3年度平成7年度)に登録された研究課題(水炉(新型転換炉);5件、高速増殖炉;23件、核燃料施設;30件、放射性物質輸送;1件、耐震;3件、確率論的安全評価等;7件)について成果報告書用調査票を作成した。本報告書は、国に提出した成果報告書用調査票を取りまとめたものである。
炉心変形検討会*
PNC TN9410 96-300, 173 Pages, 1996/10
炉心変形は核-熱-構造が連成する複合現象であるため,実炉データの分析,炉外実験への要望事項の検討,解析コード開発・整備計画の検討などへの取り組みの一体化を図り,研究開発の効率的な推進に資することを目的として,大洗工学センターの12関連課室で炉心変形検討会を開催し,技術情報の収集と共有化を行っている。本報告書は,各課室の研究開発現状の把握及び研究ニーズと課題の明確化を目標とした平成7年度の炉心変形検討会の活動状況及び成果を報告するものである。
岡田 敏夫; 藤原 昭和
PNC TN9100 96-014, 833 Pages, 1996/10
本資料は,大洗工学センターにおいて「もんじゅ」運転技術者等を対象に実施した講義用のテキストとして作成したものである。その内容は,高速増殖炉(FBR)に関する基礎知識から,安全性,炉心・燃料及び高温構造システムの3つの技術分野で構成されるFBR固有の技術に係る研究開発成果までFBR技術を集大成した内容となっており,FBR技術の教本として広く活用して頂きたい。
大坪 章; 野村 昌弘; 武井 早憲
PNC TN9410 96-205, 42 Pages, 1996/07
動燃では現在加速器による消滅処理研究の一環として,大電力電子線形加速器の研究をしている。そこで応用利用技術の一つとして,電子加速器とTRU燃料 を用いた未臨界炉心体系を組み合わせたハイブリッド炉の検討を行った。本報告書ではハイブリッド炉の特性を知るために行った核熱計算の結果について述べる。電子加速器で加速された電子ビームを,未臨界炉心体系の中央に位置するターゲット部に入射する。はじめに入射した電子は制動輻射により線を生成する。そして(
,n)反応により中性子を発生させる。発生した中性子は周囲の未臨界炉心体系に入り,TRU燃料を燃焼させる。計算の結果,入射エネルギー100MeV,ビームパワー1MWeの電子線を1年間未臨界炉心体系に入射した場 合,TRU消滅量は約0.1Kgになり,またハイブリッド炉は熱工学的には十分成り立つ可能性があることが分かった。加速器と未臨界炉心体系を組み合わせたハイブリッド炉としては,良く知られているように電子加速器以外に陽子加速器を用いるハイブリッド炉がある。陽子加速器を用いるハイブリッド炉の核熱計算を今後実施して,両方のハイブリッド炉のTRU消滅特性を比較する予定である。