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新井 英彦; 和田 武*; 栗山 将
J.Polym.Sci.,Polym.Phys.Ed., 12(12), p.2423 - 2436, 1974/12
0~180Cの温度範囲でエチレンの
線重合を行ない、改善された試料採取方法による電顕観察、熱解析、GPC解析から生成ポリエチレンの形態に及ぼす重合温度の効果について検討した。重合温度が55
C以下では微小な板状結晶の複雑な集合体が生じるが、60
C以上では比較的大きな球形粒子の集合体、あるいは下地面に付着した半球状粒子を生じ、また三角形もしくはアメーバー状の形をした板状結晶も認められた。しかし生成ポリエチレンの融点は、境界温度の60
Cでも重合温度の変化に対し連続的に低下する。これらの事実から、低音、高温の各重合物のいずれも本質的には同じ結晶形態、換言すればfolded chain型の結晶構造をとっていると結論した。