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田代 晋吾
保健物理, 6, p.189 - 191, 1971/00
放射性物質による皮膚汚染が生じた際,その除染のしやすさのたやから,その生じた時点で即座に除染することが望ましい。日本原子力研究所においては,現場における早期皮膚除染のため,使用法が比較的簡便な,中性洗剤法や酸化チタンペースト法が採用され,それらに必要な薬剤が現場に配布されている。しかし実際には,何らかの理由で汚染直後の除染が不可能であったり,汚染物が非常に高比放射能を持っていたなどのために,この二種類の捺染法のみでは,除染ができない例がしばしば起る。このような時には,汚染物の性質や汚染状態などを考慮して,それに最も適した方法で処置する必要がある。例えば,その汚染に適した強力な薬品を使用して,化学的に除染する方法もその一つである。現在,そのための除染剤として酸化剤,キレート形成剤などいろいろの薬品が考えられている。