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川上 和市郎; 町 末男
AIChE Journal, 19(1), p.94 - 101, 1973/01
被引用回数:5反応器内における線量率分布が不均一な場合、活性種は反応器内に不均一に生ずることになり、活性種の有効利用の立場から不利である。系に撹拌を施すことにより、これがいかに改善されるかを理論的に研究した。この問題に対するアプローチの方法は、撹拌槽内における循環流に注目して、流体が槽内を循環することにより周期的な照射を受けるとの考え方に基づいている。この方法に基づいてアクリルアミド水溶液の電子線による重合反応を例にとって撹拌の効果を検討した。その結果、(1)重合速度、数平均分子量は撹拌速度と共に増大し、槽内平均線量率で均一照射を受けた場合の値に近づく、(2)分子量分布については、低速撹拌下では2つのピークを有するが、撹拌速度を増すに従って1つのピークになる、(3)吸収エネルギーが同じ場合には、重合速度を最低にする線量分布があることなどが予想されることを明らかにした。さらに完全混合時の重合速度に近い値を得る所要撹拌速度を求める方法も示した。