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大阪支所
JAERI-M 91-054, 44 Pages, 1991/03
本報告書は大阪支所において昭和63年度に行われた研究活動を述べたものである。主な研究題目は、レーザー有機化学反応の研究、電子線照射による重合反応の研究、ポリマーの改質、光化学反応による有機化合物の合成に関する研究、及び線量測定の基礎研究などである。
古牧 睦英; 瀬口 忠男
Polymer, 23, p.1143 - 1146, 1982/00
被引用回数:9 パーセンタイル:51.27(Polymer Science)ポリエチレンテレフタレート(PET)とエチレン-テトラフルオロエチレン共重合樹脂(ETFE)について、フィッショントラックエッチングにより形成した多孔膜の微細孔の内部構造を電顕観察によって検討した。ともに孔の内壁は決してなめらかではなく、一定の幅の凸凹があることが示され、これらは高分子の結晶部と非結晶部分とに対するアルカリ溶解性の相違に基くと考えられた。孔の断面図の検討から、貫通孔のティパー角は、孔を通るガス流速から算出された値と比較され、また12ETFEにおいて、一定の分布をもつFFの飛程が示され、その時の貫通率は40%であることが認められた。またフィルム内の残存入射核種の放射能の測定から、軽核片が貫通し、重核片が残存していることが確認された。