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林 博和; 湊 和生*
Electrochemistry (Internet), 92(4), p.043020_1 - 043020_5, 2024/04
被引用回数:0NaCl-2CsCl溶融塩中のネプツニウムの挙動をサイクリックボルタンメトリ法やディファレンシャルパルスボルタンメトリ法などの電気化学的手法によって823から923Kにおいて測定した。NaCl-2CsCl溶融塩中において、Npイオンは、LiCl-KCl共晶溶融塩中と同様に、Npイオンを経てNpに還元されることを明らかにした。また、サイクリックボルタモグラムから、Np及びNpイオンの拡散係数を導出した。さらに、Np/Np及びNp/Np酸化還元反応の式量電位が、E(Np/Np) = -3.353 + 7.6710T及びE(Np/Np) = -1.175 + 4.9910 T vs. Cl/Cl (V)であることを示し、Np及びNpイオンの活量係数を、NpCl及びNpClの過冷却液体状態のギブス自由エネルギーの文献値を用いて導出した。
伊部 淳哉*; 麻生 めぐみ*; 高畠 容子; 渡部 創; 渡部 雅之; 松浦 治明*
no journal, ,
乾式再処理により発生した試験廃塩は、ウランやプルトニウムを含むこと、空気中の水分を吸収しやすく、機器や配管を腐食させることから、安定して保管・処分するためには、適切な処理が必要である。本研究では、酸素供与体として酸化物を添加し、沈殿物として塩からウランを分離する。次に減圧蒸留により浴構成元素を蒸発分離させる2段階のプロセスを検討している。1段階目の沈殿分離プロセスについて、沈殿剤を酸化リチウム、ウランの代替物質としてセリウムを使用した。2段階目の蒸発分離プロセスについて第2段階の蒸発分離工程では、蒸留装置を組み立て、その動作を確認した。次に蒸留後のセリウムの有無の確認及び蒸発分離の最適な条件の探索を行った。酸化物の添加量が多いほど沈殿量は増加し、セリウムの回収率はオキシクロライドの浴塩への溶解度に依存することがわかった。沈殿物はオキシクロライドと似たEXAFS振動、X線回折パターンであるためオキシクロライドが生成されたと推察できる。
林 博和; 湊 和生*
no journal, ,
将来の核燃料サイクルに関する検討において使用済燃料の再処理法として期待されている乾式再処理法の開発には、プロセスにおける超ウラン元素(TRU)の挙動を理解することが必要である。本発表では、酸化物燃料の乾式再処理プロセスでの利用が考えられているNaCl-2CsCl溶融塩中のネプツニウムの挙動を、サイクリックボルタンメトリ法などの電気化学的手法によって測定した結果を報告する。LiCl-KCl共晶溶融塩中での挙動と同様にNp(IV)イオンはNp(III)イオンを経てNpに還元されること、及びこれらの酸化還元電位と各イオンの拡散係数などの測定データを示す。