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伊藤 史哲*; Lee, J.; 弘中 浩太; 高橋 時音; 鈴木 敏*; 持丸 貴則*; 堀 順一*; 寺田 和司*; 小泉 光生
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 1064, p.169465_1 - 169465_9, 2024/07
The response of a gamma-ray spectrometer is generally determined by analyzing full-energy peaks. However, full-energy peaks cannot be measured easily in the case of scintillation detectors that consist of light elements, such as glass scintillators. Only a strong Compton plateau appears in the spectrum of such detectors. Therefore, Compton edgers were used to evaluate the response of these detectors. The response of a low-resolution Li-glass detector to gamma rays was measured for the first time by a coincidence method with a high-resolution LaBr
:Ce detector using cascade gamma rays (2.75 and 1.37 MeV) from a
Na source. Coincidence gates were applied at the peaks of the spectrum of the LaBr
:Ce detector at the 0.51 MeV annihilation peak, and the sum peaks of a gamma ray and a backscattered gamma ray. By analyzing the gated spectra of the
Li-glass detector, the energy-dependent detector response (i.e., the output strength and its dispersion) was determined.
足利谷 好信; 川崎 朋克; 吉野 敏明; 石田 恵一
JAERI-Tech 2005-010, 81 Pages, 2005/03
高温工学試験研究炉(HTTR)は、平成11年9月16日から出力上昇試験が開始され、出力上昇試験(4)の定格運転モード(原子炉出口冷却材温度850C,原子炉熱出力30MW)の単独・並列運転に続いて、平成16年3月21日から平成16年7月7日にかけて、出力上昇試験(5)として高温試験運転モード(原子炉出口冷却材温度950
C,原子炉熱出力30MW)の単独・並列運転を実施し試験は無事終了した。本報は、高温試験運転モードの出力上昇試験(単独・並列運転)における原子炉運転中及び停止後の放射線モニタリング結果についてまとめたものである。高温試験運転モードの放射線モニタリング結果は、定格運転モードと同様に、原子炉運転中における作業者が立ち入る場所の線量当量率,放射性物質濃度等は、バックグラウンドであり、また、排気筒からの放射性物質の放出もなく、放射線レベルは十分低いことが確認された。なお、定格運転モード(原子炉出口冷却材温度850
C,原子炉熱出力30MW)の出力上昇試験における放射線モニタリングデータについても一部掲載した。
足利谷 好信; 吉野 敏明; 安 和寿; 黒沢 義昭; 沢 和弘
JAERI-Tech 2002-094, 80 Pages, 2002/12
高温工学試験研究炉(HTTR)は、定格運転モード9MW(単独・並列運転),定格運転及び高温試験運転モードの20MW(単独・並列運転)の出力上昇試験に続いて平成13年10月20日から定格運転モード(原子炉出口温度850),定格熱出力30MWの出力上昇試験(単独・並列運転)を実施し、平成14年3月11日に無事終了した。本報は、定格運転モード30MW出力上昇試験(単独・並列運転)における原子炉運転中及び停止後の放射線モニタリング結果についてまとめたものである。定格運転モード30MW出力上昇試験の放射線モニタリング結果、原子炉運転中に作業者が立ち入る場所の線量当量率,放射性物質濃度等は、バックグラウンドであり、また、排気筒からの放射性物質の有意な放出もなく、放射線レベルは十分低いことが確認された。なお、平成14年5月20日~平成14年7月6日に実施した第1サイクル運転時の放射線モニタリングデータについても一部掲載した。
中村 龍也; 片桐 政樹; 大久保 雅隆*; Pressler, H.*; 高橋 浩之*; 中澤 正治*
AIP Conference Proceedings 605, p.173 - 176, 2002/00
準粒子トラップ層を持つ超伝導トンネル接合型X線検出器(Nb/Al/AlOx/Al/Nb)において、ある条件下では周期的な電荷出力分布を持つことをLTSSMによる実験から初めて明らかにした。このような電荷出力分布はSTJ検出器のエネルギー分解能を顕著に劣化する原因の一つである。本周期構造は、(1)素子サイズがジョセフソン特性長,、の2倍以上、かつ(2)バイアス電圧が0.2mV以上、において生じ、その周期はおよそ100
であった。この周期的電荷出力分布の起源は超伝導電極への過剰準粒子注入による超伝導不安定性にあると考えられる。したがって、準粒子トラップ層を持つSTJ検出器の高エネルギー分解能化のためには、素子を準粒子トラップ層のエネルギーギャップに相当するバイアス電圧以下で動作させる、あるいは2
以下の大きさの素子とする必要があることがわかった。
峰原 英介; 沢村 勝; 永井 良治; 菊澤 信宏; 杉本 昌義; 羽島 良一; 静間 俊行; 山内 俊彦; 西森 信行
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 445(1-3), p.183 - 186, 2000/05
被引用回数:18 パーセンタイル:73.60(Instruments & Instrumentation)原研超伝導リニアック自由電子レーザーにおいて行われた性能改善と現システムを飛躍的に性能向上させた高出力FELの概念設計検討を進めた。昨年、0.1kW出力を達成したが、その後、光共振器系の外部結合や電子銃及び電子ビーム輸送系、並びに高周波系等においてシステムの改善を進めた。現在、もともとの設計出力である準CW動作で光出力1kWを目標に実験を電子ビームから光の性能改善へと進めている。現在、高出力FELは超伝導リニアック駆動源を用いたエネルギー回収配位のものが最も優れていると考えられる。この方式で数十MW級電子ビーム出力で100kW級光出力の概念検討を行った。このFEL装置は現在の装置の改良ないし変更で実現を図る予定である。また、光源の改善とともに進めている産業応用装置概念設計及び学術利用の光化学関連の試行実験を行ったのでこの概略についても報告する。
中川 繁昭; 篠崎 正幸; 橘 幸男; 國富 一彦
JAERI-Tech 2000-038, p.39 - 0, 2000/03
高温工学試験研究炉(High Temperature Engineering Test Reactor: HTTR)の特徴を考慮して、出力上昇試験における安全かつ効率的な熱出力校正試験計画を立案した。計画を定めるにあたっては、ヘリウム循環機の発生熱により1次冷却材温度を約213まで上昇させた確認試験(3)の測定結果より、熱出力評価に使用する測定量について定格運転時の予測値を予測し、出力上昇試験中の熱出力測定誤差を
2.0%以内に収める見通しを得た。本報告書は、HTTR出力上昇試験における熱出力校正試験の内容、熱出力測定の誤差評価及び確認試験(3)の予備測定結果についてまとめたものである。
西森 信行; 峰原 英介; 沢村 勝; 永井 良治; 菊澤 信宏; 杉本 昌義; 山内 俊彦
Proceedings of the 20th International Free Electron Laser Conference, p.II23 - II24, 1998/00
最近、原研超伝導リニアック駆動自由電子レーザーは0.1kW以上の光出力を作り出すことに成功した。われわれの計画目標は平均で1kW級以上の光出力であるので、会議では、それぞれ長期的及び短期的な計画として戦略的、戦術的な目標達成への道筋を議論する。基本の道筋は、高次高調波に不可欠な高出力化を目指すとともに、既存のレーザーで発振できない波長領域での発振技術の開発と利用研究の展開である。また議論される目標は以下の内容である。(1)短期的目標: 高出力遠赤外FELの動作特性の評価、最適化及び1kW級出力達成。高次高調波発生技術の研究:多次高調波の高効率化。エネルギー回収技術:さらに2桁の高出力化と放射線量低減。テラヘルツ領域での光源開発、利用研究(テラヘルツサイエンス)。超伝導リニアックの高品質電子ビームを利用した線発生研究。(2)長期的目標: 基本波の短波長化と高出力化に必要な超伝導リニアックの開発。超伝導リニアック可視、近赤外FELの開発。エネルギー回収技術による発生放射線量の低減と高出力化。波長可変の高次高調波VUV~軟X線源の開発とその利用研究。
明午 伸一郎
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 401, p.365 - 378, 1997/00
被引用回数:60 パーセンタイル:95.90(Instruments & Instrumentation)7Li(p,n)反応から生成する25,30及び65MeV準単色中性子を用いてNE213の検出効率と応答関数を測定し、SCINFUL及びCECILコードによる計算値との比較を行った。その結果、SCINFULによる検出効率の計算値は実験値と実験誤差内で一致したが、CECILによる計算値は実験値に比べ20%大きくなることがわかった。この原因は、SCINFULで使用される炭素の荷電粒子放出断面積は実験値と良く一致するのに対し、CECILで使用される断面積は実験値より5倍以上も大きいためである。また応答関数の比較から、SCINFULによる重陽子の発光効率に問題があることがわかった。そこで、MurayとMeyerの経験則を用いて、陽子の発光効率から重陽子の発光効率を作成した。新しい発光効率を用いたSCINFULによる応答関数は、実験値をよく再現した。
三浦 幸俊; 森 雅博; 松田 俊明; 高田 晋*
JAERI-M 91-190, 43 Pages, 1991/11
JFT-2M実験データの図形出力プログラムを開発した。このプログラムの特徴は、ほぼすべての図形出力命令を比較的簡単な入力パラメータとしているので、各実験に対し1つのプログラムで自由な図形出力ができることにある。
海老沼 幸夫
INFORMANT, 4(2), p.79 - 85, 1987/02
可能な限り適合性の高い文献を優先的に出力する手法には、そのランキング性能を示す測度が必要である。その幾つかは既にRocchioらによって提案されているが、使用に不都合なので、新たな測度を提案する。まず、適合文献の出力順位に従って得られる再現度-適合度関数の積分値に着目する。次にこの面積をベースとして、ランキングを行わない通常の検索出力の値を0とし、01(最低
最高)間の正数値をとる時に有意なランキングを、負数をとる時に無意味なランキングを示すように規準化する。この正負による表示が従来の測度と大きく異なる点である。この測度を導いた後、適用性を検討する。その結果、新測度は、ランキング・モデル間の性能差のみでなく、その有用性・無用性を容易に識別できるので、ランキング性能の評価やランキング・モデルの選択に有効であることが確認された。
小幡 行雄
日本原子力学会誌, 28(6), p.508 - 513, 1986/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)INIS(国際原子力情報システム)は発足以来16年を経過し、IAEAを中心に現在は、74ヶ国、14国際機関が参加して運営されている。INISデータベースへの収録文献数は、本年5月に100万件を超える。入力国別、分野別、資料形態別、言語別の収録状況を示す。また入力形態、及びINIS出力の3形態、即ち冊子体INIS Atomindex、INIS磁気テープ、INISマイクロフィッシュとその利用状況について述べる。日本、外国、及びIAEAにおけるINIS検索サービスの概略についても触れる。昨年「INIS参加規約」が制定されるとともに「INIS運営の全般的見直し」が始まっている。主題範囲、速報性、データ・フラッギング、及び発展途上国への援助の動向について紹介する。
若山 直昭
JAERI-M 85-193, 160 Pages, 1985/11
多目的高温ガス炉など新型原子炉開発計画の一環として、極めて高性能でかつ600Cでの使用に耐える高温核分裂計数管型電離箱を開発した。まず早い計数ガスと電極などの構造材料との関連において、電離箱のパルス出力性能と高温耐熱化の両立性を研究した。この結果、電離箱は94%アルゴン、5%窒素及び1%Heを混合した計数ガスと約78%のニッケル、16%のクロムを含む金属材料で電極及び構造金属部品を製作することにより、その両立性を得ることができた。また高温耐熱のメタルセラミック封着技術、高温においてスプリング等無しで電極等の熱膨張差を吸収できる電極保持構造などを開発し目標の核分裂計数管型電離箱を試作した。試作電離箱について各種の試験を行ない、出力パルス電流が1.5~2.6
A、電荷収集時間43~100nsの高性能特性を有し、800
Cまで作動することを確認した。また600
Cで6.5
10
ncm
に照射試験に耐えまた3年余にわたる炉内実作動試験に耐えた。
笹本 宣雄; 田中 俊一
Nuclear Instruments and Methods, 148(2), p.395 - 397, 1978/02
Cfの中性子スペクトルをアンフォールディングすることにより、NE213シンチレータ内の荷電粒子の発光効率がどのように中性子スペクトルのアンフォールディングに影響を及ぼすかについて考察した。その結果、アンフォールディングに対して一番感度が良いのはプロトンの発光効率であることが分かった。また公表されている種々の発光効率を用いてアンフォールディングしたスペクトルの間には大きな差異が見られた。アンフォールディングの精度を上げるために、特にプロトンの発光効率に注意を払う必要があることを指摘した。
中村 康弘; 小沼 吉男
JAERI-M 5305, 18 Pages, 1973/06
ライトペンによってCRT面に任意図形が描けるグラフィック・プログラムGPICTUR-IをFACOM230-35ROSで開発した。このプログラムによって、CRT面に描かれた図形の計算機入力や磁気テープ出力ができる。さらに、そのテープを読むと、もとの図形がCRT面に再表示され、ユーザによる修正が可能である。これらの操作はすべてCRT面に表示されているライトペン・ボタンによって制御される。