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柳澤 和章
JAERI-M 89-095, 169 Pages, 1989/06
FP挙動評価計算コード,FPRETAINをNSRRバーンアップ実験用に開発し、照射済燃料に関する公開データを利用して検証を行った。その結果は、以下の通りである。(1)燃料温度の挙動に関しては、燃焼度20MWd/kgUの範囲内で、計算値は実験値と比較的良く一致する。(2)燃料棒内の内圧変化に関しても、燃焼度20MWd/kgUの範囲内で、計算値は実験値と比較的良く一致する。(3)長期安定FPガスの放出率に関しては、燃焼度35MWd/kgUの範囲内で検証した。その結果、出力急昇試験やバンプ試験を行った燃料棒の、特に高燃焼度燃料棒で、計算値は実験値よりも過小評価の傾向にあった。しかし、NSRRバーンアップ実験で使用を予定している敦賀燃料に関しては、計算結果と実験結果に良い一致がみられた。(4)燃料ペレットの半径方向に残留するFP希ガスについて、分布形状は、実験データを定性的には一致したが、定量的には計算は過大評価の傾向にあった。