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倉田 有司; 内海 宏和*; 菊地 賢司; 鈴木 富男; 三浦 孝之*
Proc. of 4th Int. Conf. on Recrystallization and Related Phenomena (REX'99), p.283 - 288, 1999/00
高純度のNi-18.5Cr及びNi-18.5Cr-16W合金を用いて、クリープ曲線の変化とクリープ中の組織変化を調べた。Ni-18.5Crでは700,800Cで典型的な正常型クリープ曲線が得られた。この合金では900Cでクリープ速度の振動が観察された。これに対し、Ni-18.5Cr-16W合金では700~900Cで逆遷移型の3次クリープ支配のクリープ曲線が得られた。700CでNi-18.5Cr合金はサブグレインの形成が著しいが、Ni-18.5Cr-16W合金では転位はサブグレインを形成せず、均一に分布した。これらの結果はW添加がクリープ挙動をクラスIIからクラスIに変化させることを示す。クリープ中のその場観察によれば、Ni-18.5Cr合金では、ボイドは旧粒界付近にできる新しい粒界でしばしば発達することがわかった。
富満 広; 飯島 克己*; 相澤 一也; 吉成 明*
Journal of the Physical Society of Japan, 65(SUPPL.A), p.252 - 254, 1996/00
バイパス法で、ガスタービンの動翼状に成長させたNi基超合金単結晶を、中性子回折トポグラフィで観察した。その結果、初めに作った試作品では、バイパスした枝部が主部に再結合するところで、その位置が設計より主部寄りであり、また結晶方位0.5°程ズレていた。他方、主部は比較的良質の単結晶性を示した。その後、製法に注意して作った実機規模の試料では、枝部が主部に再結合する位置は大体設計通りで、改善されたことが明らかになった。一方、主部には数個のサブグレインが見出され、最大の角度のズレは10°に達することが見出され、今後更に製法を改善する必要があることが明らかになった。
富満 広
JAERI-M 9930, 105 Pages, 1982/02
中性子回折トポグラフィ(NDT)の開発から応用まで、原研における10年間の研究成果をまとめたものである。主題は、Cu-5%Ge単結晶の大型合金(直径3cm、長さ10cm)の中のSubstructure(下部構造)が、NDTによって明らかにされた様子を述べたものである。観察結果により、試料結晶は、成長方向(110)に平行な(001)層状構造の集合体であり、さらに各々の(001)層状構造は中心の薄い(0.1mm厚)(001)層と、その両表面に厚い(100)板や(010)板が格子状に付着しているという下部構造をもつことか明らかにされた。得られた構造モデルは、回折強度計算によっても妥当性が支持された。同時に、簡明な結晶成長機構が示唆された。その他に、熱圧延したGe単結晶中の格子歪みの立体的分布をNDTで観察した例と、Si双晶に関して等厚干渉縞や、双晶境界の整合性を高い精度と信頼性で観察した例を報告し、NDT技法の威力と信頼性とを示している。