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澤村 英範*; 根山 敦史*; 西村 和哉*
JNC TJ1400 2003-003, 300 Pages, 2002/03
高レベル放射性廃棄物ガラス固化体周辺において放射線の減衰効果などが、時間と場所によってどの様に変遷するのかを定量的に提示するためのデータセットを準備することを目的として、放射線場の変遷解析を実施した。解析には、モンテカルロ法によるMCNPコード(米国: LANL)及びMcBendコード(英国: UKAEA)を使用した。解析結果としては、ガラス固化体表面から約100mの間での、旧法令及び新法令に準じた線量率を算出した。解析体系については、ガラス固化体+キャニスターの体系にオーバーパックがある場合と無い場合について実施し、ガラス固化体の経過時間については、固化後1000年経過時までの解析を行った。また、モンテカルロ法による詳細な解析結果を使用して、手計算により管理区域設定の基準値を満たすコンクリート壁厚も概算した。これらの結果から、オーバーパックの有無による高レベル放射性廃棄物ガラス固化体周辺の放射線場の変遷を定量的に示すデータセットが作成できた。
森 康二*; 根山 敦史*; 白川 俊彦*
JNC TJ8400 99-080, 149 Pages, 1999/02
本研究は、高レベル放射性廃棄物の地層処分システムに於けるニアフィールドの耐震安定性の評価を目的として、以下の検討を実施したものである。(1)JNC殿で整備中の地質環境モデルならびに表層観測地震波に基づき、処分震度-1000m(硬岩系)、-500m(軟岩系)における地中地震波の堆定を行った。これより、本検討で対象とした地質環境モデルでは、加速度振幅比で60%(硬岩系)ないし20%(軟岩系)の低減効果があることを確認した。(2)本研究で開発中の3次元地震応答解析コードでは、これまでに材料非線形モデル、粘性境界要素ならびにジョイント要素など、ニアフィールドの耐震性評価を行う上で必要となる諸機能を段階的に整備してきた。本年度は、これらの手法・モデルを用いて地質環境モデルを考慮とした感度解析を行い、ニアフィールド耐震性評価を行う上での具体的な解析手法を設定した。また、これらの検討結果に基づき、実処分環境下における処分場ニアフィールドの耐震性評価を行った。処分概念としては、硬岩系処分坑道横置き(-1000m)および軟岩系処分孔竪置き(-500m)の2種類を対象とした。本評価により、地震の発生に伴い緩衝材内に発生するせん断応力は、人工バリアが常時受けている土被り圧に比較して十分小さく、地震による人工バリアの力学的安定性が確保できる見通しを得た。
森 康二*; 根山 敦史*; 白川 俊彦*
JNC TJ8400 99-079, 32 Pages, 1999/02
本研究は、高レベル放射性廃棄物の地層処分システムにおけるニアフィールドの耐震安定性の評価を目的として、以下の検討を実施したものである。(1)JNC殿で整備中の地質環境モデルならびに表層観測地震波に基づき、処分震度ー1000m(硬岩系)、(軟岩系)における地中地震波の推定を行った。これより、本検討で対象とした地質環境モデルでは、加速度振幅比で60%(硬岩系)ないし20%(軟岩系)の低減効果があることを確認した。(2)本研究で開発中の3次元地震応答解析コードでは、これまでに材料非線形モデル、粘性境界要素ならびにジョイント要素など、ニアフィールドの耐震性評価を行う上での具体的な解析手法を設定した。また、これらの検討結果に基づき、実処分環境下における処分上ニアフィールドの耐震性評価を行った。処分概念としては、硬岩系処分坑道横置き(-1000m)および軟岩系処分孔堅置き(-500m)の2種類を対象とした。本評価により、地震の発生に伴い緩衝材内に発生するせん断応力は、人工バリアが常時受けている土被り圧に比較して十分小さく、地震による人工バリアの力学的安定性が確保できる見通しを得た。