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Battulga, B.*; 中西 貴宏; 池之上 翼; 安藤 麻里子; 小嵐 淳
Journal of Hazardous Materials, 500, p.140593_1 - 140593_11, 2025/12
Plastic debris is widely recognized as a major environmental challenge, yet its interactions with radionuclides remain poorly understood. Here, we investigated the behavior and fate of plastics and associated radiocesium (
Cs) in the coastal river environments of Fukushima, Japan, to elucidate their interactions and the role of plastics as vectors for
Cs transport into the coastal ocean. At four river mouth sites, we characterized the properties of plastics, including microplastics, and elucidated the activity concentration of
Cs associated with them. Our findings reveal that
Cs was concentrated in biofilms on plastics, but the radioactivity of biofilm-associated plastics was lower than that of the surrounding natural media. Furthermore, we estimated the daily fluxes of plastics (1.3-301.4 kg/day) and associated
Cs (5-6,752 Bq/day) in the studied rivers across different seasons. This study provides the first quantitative assessment of plastic-associated
Cs flux in the riverine environments.
池之上 翼; 谷 享*; 川村 英之; 佐藤 雄飛*
Environmental Science & Technology, 7 Pages, 2025/09
被引用回数:0 パーセンタイル:61.992023年以降、福島第一原子力発電所(1F)事故由来のトリチウムを含むALPS処理水が海洋放出されている。福島沿岸で採取された海産物のモニタリングの結果はトリチウム濃度の増加はごくわずかであることが示した。しかし、このモニタリングには、データ公開の遅れやサンプル数の制限といった制約がある。したがって、海産物に高濃度のトリチウムが蓄積する可能性を正確に評価するためには、予測による推定が必要である。本研究では、数値シミュレーションを用いて福島沿岸におけるヒラメ中トリチウム濃度を推定した。この推定では、トリチウム水(HTO)の海洋拡散モデルと海洋生物へのトリチウム移行モデルを組み合わせた。ヒラメへのトリチウムの蓄積は、生物中に長期間留まるトリチウムの化学形態である有機結合型トリチウム(OBT)として評価された。まず、海洋拡散モデルの再現性を福島沿岸の実測データを用いて検証し、計算結果と実測データとがよく一致することを確認した。次に、1Fからのトリチウム放出量を仮想的に最大と設定した場合のヒラメ中OBT濃度を推定した。その結果、1Fから100km以内の距離の場所であっても、OBTの最大濃度は環境水中のトリチウムの自然レベルと同程度であることが示された。また、本研究で推定されたヒラメ中OBT濃度の最大値に基づくと、ヒラメの摂取による内部被ばく量は無視できるレベルであった。
Cs supply from rivers to coastal waters off Fukushima on the
Cs behavior in seabed sediment池之上 翼; 中西 貴宏; 嶋寺 光*; 川村 英之; 近藤 明*
E3S Web of Conferences (Internet), 530, p.02005_1 - 02005_10, 2024/05
福島第一原子力発電所の事故は海底堆積物の放射能汚染を引き起こした。河川からの
Csの供給は海底堆積物中の
Csの長期的な挙動において重要なプロセスである可能性がある。本研究では、海洋拡散モデルと陸域および河川における
Csの挙動予測モデルを組み合わせて、海底堆積物中の
Csの10年間の挙動予測シミュレーションを実施した。原子力発電所の北側の海域では、海底堆積物中の
Cs濃度が事故初期には低く河川からの
Csの供給量が多いため、河川からの
Csの供給が沿岸における海底堆積物中の
Cs濃度に大きな影響を与えることがシミュレーション結果から示唆された。原子力発電所近傍及びその南側の海域では、事故初期における海水からの吸着が大きいため、沿岸における海底堆積物中の
Cs濃度の時間変化に与える河川からの
Csの供給の影響は比較的小さいことがシミュレーション結果から示唆された。全体として、これらの結果は河川からの
Csの供給が10年間の時間スケールで海底堆積物中の
Cs濃度の時空間分布に影響を与えており、その影響は原子力発電所の北側の海域で特に大きいことを示していた。
Cs supply from rivers to coastal waters off Fukushima considering human activities池之上 翼; 嶋寺 光*; 中西 貴宏; 近藤 明*
Water (Internet), 15(15), p.2734_1 - 2734_18, 2023/08
被引用回数:3 パーセンタイル:26.90(Environmental Sciences)福島第一原子力発電所事故は沿岸海域における堆積物への
Csの蓄積を引き起こした。また、河川から海洋への
Csの供給は沿岸海域における堆積物中の
Csの長期的な挙動に影響を与える可能性がある。福島沿岸の河川流域には大規模な除染地域や避難指示地域が含まれているため、除染作業や農業再開を考慮することは
Csの供給量を予測する上で重要である。そこで本研究は、これらの人間活動の影響を考慮した分布型放射性セシウム予測モデルを用いて、福島沿岸河川から海洋への
Cs供給量の30年間の予測を実施した。結果として、除染地域と避難指示地域のある河川流域では人間活動により、農地、市街地、森林から河川への
Csの流出量は5.0%、海洋への
Cs供給量は6.0%それぞれ減少すると推定された。これらの結果は、人間活動が
Csの流出と供給に与える影響は小さかったことを示している。事故の影響を受けた河川から海底堆積物への
Cs供給量は、事故初期の沿岸海域における堆積物中の
Csの存在量に対して11%から36%に相当すると推定された。したがって、沿岸海域における堆積物中の
Csの長期的な挙動には河川から海洋への
Cs供給が重要なプロセスであることが示唆された。
Cs in the Abukuma River basin considering the characteristics of
Cs behavior in land uses池之上 翼; 嶋寺 光*; 中西 貴宏; 近藤 明*
Science of the Total Environment, 876, p.162846_1 - 162846_12, 2023/06
被引用回数:5 パーセンタイル:46.00(Environmental Sciences)土地利用の
Csの挙動特性を考慮し、阿武隈川流域における
Csの30年間の環境動態シミュレーションを実施した。30年間で海洋へ輸送された
Csは阿武隈川流域の初期沈着量の4.6%に相当し、阿武隈川流域に沈着した
Csの実効半減期は
Csの半減期より3.7年(11.6%)短くなると推定された。これらの結果は事故によって沈着した
Csが数十年残留し続ける可能性があることを示唆するものであった。土地利用における
Csの挙動を分析した結果、2011年における市街地による海洋への
Csの輸送の寄与は、総輸送量の70%に相当すると推定された。一方で、2012年から2040年における農地による輸送の寄与は総輸送量の75%に相当すると推定された。事故後30年間、人間活動のある地域とない地域に残留する
Csの放射性崩壊を除いた削減率は、それぞれ11.5%から17.7%、0.4%から1.4 %と推定された。これらの結果は、過去から将来にかけて人間活動が土地に残留する
Csの減少を促進することを示唆するものであった。
池之上 翼; 川村 英之; 上平 雄基
Journal of Nuclear Science and Technology, 60(1), p.61 - 71, 2023/01
被引用回数:1 パーセンタイル:11.70(Nuclear Science & Technology)福島第一原子力発電所から仮想的に放出された溶存放射性核種の海洋拡散について、長期海洋再解析データを用いて数値シミュレーションを実施した。シミュレーション結果に基づいて統計的に解析を行い、海洋における溶存放射性核種の挙動の特徴と傾向を評価した。福島沿岸海域の放出地点における表層流の南北成分と黒潮続流は、それぞれ福島沿岸海域の表層における放射性核種の南北方向の輸送と沖合の表層における放射性核種の東方向の輸送に大きく影響した。沿岸から沖合にかけての表層における運動エネルギーが大きいと表層における放射性核種の拡散範囲が大きくなる傾向があった。夏季(7-9月)には、福島沿岸海域での表層における放射性核種の南向き輸送によって黒潮続流に取り込まれる放射性核種の頻度の増加と表層における運動エネルギーが大きいことにより、表層における放射性核種の拡散範囲が大きくなった。冬季(1-3月)には、福島沿岸海域での表層における放射性核種の北向き輸送によって黒潮続流に取り込まれる放射性核種の頻度の減少と表面運動エネルギーが小さいことにより、表層における放射性核種の拡散範囲が小さくなった。
乙坂 重嘉*; 上平 雄基; 池之上 翼; 川村 英之
Journal of Nuclear Science and Technology, 59(4), p.409 - 423, 2022/04
被引用回数:6 パーセンタイル:57.29(Nuclear Science & Technology)福島第一原子力発電所(FDNPP)の事故後、様々な観点から多くの海洋観測、シミュレーションによる事故起源放射性核種の動態研究が行われた。事故由来の放射性核種の海洋への輸送過程には、(1)海洋への直接排出、(2)大気を経由した海洋への沈着、(3)陸面に沈着した後の河川からの流入がある。主要な事故由来放射性核種の一つであるCs-137(
Cs)の場合、事故直後の海洋への供給量(8-21PBq)のほとんどが(1)と(2)のプロセスによるものと推定されている。海底に蓄積された
Csの量は、海洋に運ばれた量の約1%(0.2PBq)に過ぎないが、沿岸部の堆積物に長期間残留し、徐々に海水や海底付近の生態系に移行すると考えられる。
池之上 翼; 嶋寺 光*; 近藤 明*
Journal of Environmental Radioactivity, 225, p.106452_1 - 106452_12, 2020/12
被引用回数:5 パーセンタイル:16.33(Environmental Sciences)土壌侵食モデルUniversal Soil Loss Equation (USLE)におけるパラメータの不確実性が、放射性セシウム輸送モデルによる阿武隈川流域における
Csの動態予測結果に及ぼす影響を評価した。USLEは、降雨量(R)や地質特性(K), 地形的特徴(LS), 土地被覆や土壌侵食防止策(CとP)の5つの物理的に意味のある係数を持つ。土壌,
Cs総流出量に対し、USLEの係数の中で最も高い感度を持っていたのはCとPであった。そのため、土地被覆や土壌侵食防止策が土壌,
Csの流出に大きな影響を与えることが分かった。土地利用に着目すると、森林,耕作地,未攪乱の水田からの
Cs流出率が大きかった。この研究は、土地利用、特に森林,耕作地,未攪乱の水田が
Csの環境動態に大きな影響を与えることを示した。
池之上 翼; 嶋寺 光*; 近藤 明*
no journal, ,
分布型放射性セシウム予測モデルを用いてシミュレーションを行い、阿武隈川流域における2011年から2040年の
Csの環境動態について評価した。河口付近の地点である岩沼で、モデルは
Csの浮遊砂中濃度と積算流出量の経年変化をよく再現した。福島第一原子力発電所事故から30年後には、岩沼における
Csの浮遊砂中濃度は事故初期の濃度に対して1.9%に低下し、
Csの積算流出量は阿武隈川流域における初期沈着量の4.6%に相当すると推定された。
池之上 翼
no journal, ,
福島第一原子力発電所事故(1F事故)によって放出された放射性セシウム(
Cs)について、沿岸の海底付近の挙動に関して、原子力機構による最近のシミュレーション研究の成果を報告する。河川からの
Csの供給は海底堆積物中の
Csの長期的な挙動において重要なプロセスである可能性が指摘されている。そのため本研究では、海洋拡散モデルと河川モデルを組み合わせて、海底堆積物中の
Csの挙動予測シミュレーションを実施した。このシミュレーション結果により、河川からの
Csの供給が海底堆積物中の
Csの長期的な挙動へ与える影響について説明する。
Csの海洋拡散の解析池之上 翼; 川村 英之; 上平 雄基
no journal, ,
本研究では、原子力機構で開発した緊急時海洋環境放射能評価システム(STEAMER)で受信された過去の海流データを使用して海洋拡散シミュレーションを実行し、
Csの海洋拡散の特徴や傾向について解析した。使用する海流データは、気象庁により計算された北西太平洋を対象とした水平解像度約10kmのデータである。東京電力福島第一原子力発電所からの仮想的な放出を対象として、2015年1月1日から2018年12月31日まで毎日9時を計算開始時刻として設定し、計算期間が60日の海洋拡散シミュレーションを計1461ケース実行した。全ケースの計算結果に対して、各計算格子における計算開始日から30日間で最大となる濃度(最大濃度分布)を算出し年平均と月平均を求めた。海洋表層においては、年変動はあまり見られなかったが季節変動は年変動より大きく、特に冬における
Csの拡散範囲が小さい傾向がみられた。全計算ケースにおける最大濃度分布の平均は、福島沿岸から沖合(140
E-145
E)と黒潮続流付近で大きくなった。
入戸野 瑛*; 池之上 翼; 嶋寺 光*; 松尾 智仁*; 近藤 明*
no journal, ,
福島第一原子力発電所の事故は広範囲に
Csの放射能汚染を引き起こした。河川流域から海洋への
Csの流出量を予測するために、長期シミュレーションが実施されてきた。しかしながら、降雨、樹種、ダムが
Csの流出量に与える影響については不確実性がある。本研究では、これら3つの要因が2011年から2040年までの福島県東部の河川流域における
Cs流出量にどの程度影響を与えるかに焦点を当てた。
Cs流出量は降水量によって-10から+17%変化し、樹種によっては-16から+19%変化し、ダムにおける堆積によって21%減少した。
Cs in ocean considering migration process of
Cs in a lower trophic level ecosystem池之上 翼; 中西 貴宏; 川村 英之
no journal, ,
2011年3月に発生した福島第一原子力発電所の事故により、海洋環境中に放射性核種が放出された。放出された放射性核種のうち、
Csは大量に放出され、かつ半減期が長いため、海洋環境への影響が懸念されている。
Csの大部分は海水中に溶解するが、一部は生物起源粒子(植物プランクトン、動物プランクトン、デトリタス)に取り込まれ、吸着する。本研究では、低次生態系における
Csの移行過程を考慮し、海洋における
Csの長期動態を予測することを目的とする。海洋拡散モデルに低次生態系モデルを結合する改良を行い、海洋中
Csの長期シミュレーションを実施した。この改良により、生物起源粒子と有機海底堆積物の
Cs濃度の長期予測が可能となった。計算結果は、生物起源粒子の沈降過程よりも、海水から有機海底堆積物への吸着過程が、有機海底堆積物中の
Cs濃度にはるかに大きな影響を与えることを示唆した。
Battulga, B.*; 池之上 翼; 中西 貴宏; 安藤 麻里子; 小嵐 淳
no journal, ,
Plastic pollution has become a growing environmental concern in both aquatic and terrestrial ecosystems. Despite continued monitoring efforts since the 1970s, significant knowledge gaps persist regarding the occurrence, distribution, and behavior of plastics in the environment. These gaps limit the effectiveness of modelling approaches in accurately assessing the fate and transport of plastics in aquatic ecosystems. This study presents plastic monitoring data collected from coastal river environments in temperate regions, with a particular focus on Japan. The datasets were analyzed to understand spatial and seasonal patterns, size distributions, morphotypes, and dynamics of plastics and microplastics, and their interactions with biotic and abiotic components in aquatic environments. We further explored how these datasets can be effectively integrated into hydrological and biogeochemical modelling frameworks. Using this research, we propose future research directions to strengthen risk assessment by integrating both modelling and monitoring approaches.
池之上 翼; 中西 貴宏
no journal, ,
流域環境における放射性セシウム動態モデリングによる研究成果を報告する。流域環境における放射性セシウムの動態予測には、土地利用別の移行プロセスと除染プロセスのモデリングが重要であることが指摘されている。本研究は、これらのプロセスを考慮した分布型放射性セシウム予測モデルを用いて、流域環境における放射性セシウムの環境動態を予測した。これらのプロセスをモデリングすることで、放射性セシウムの環境動態に対する土地利用と除染の影響を評価することが可能となった。
池之上 翼; 嶋寺 光*; 近藤 明*
no journal, ,
土壌侵食モデルUniversal Soil Loss Equation (USLE)におけるパラメータの不確実性が、放射性セシウム輸送モデルによる阿武隈川流域における
Csの動態予測結果に及ぼす影響を評価した。USLEでは、降雨量(R)や地質特性(K)、地形的特徴(L
S)、土地被覆や土壌侵食防止策(C
P)を表す係数の積によって土壌流亡量が計算される。土壌,
Cs総流出量に対し、USLEの係数の中で最も高い感度を持っていたのはC
Pであった。そのため、土地被覆や土壌侵食防止策が土壌,
Csの流出に大きな影響を与えることが分かった。
小池 太一*; 池之上 翼; 古賀 佑太郎*; 松尾 智仁*; 嶋寺 光*
no journal, ,
閉鎖性海域であり貧栄養化が問題となっている播磨灘において栄養塩管理を行うためには、陸域からの栄養塩負荷量の正確な推計が必要である。本研究では、播磨灘への流入河川の中で最大の流域面積を持つ加古川流域を対象として、栄養塩負荷量を出水時の急増を含めて正確に推計することを目的とする。そのためにまず、土壌流亡を組み込んだ水質モデルを用いて出水時の浮遊物質(SS)負荷量を推計し、その精度評価を行った。結果として、ピークの高さや出現タイミングには改善の余地があるものの、出水時のSS負荷量の増加をおおむね再現できた。