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若林 利男*; 仁紫 明人*; 速水 義孝*
PNC TN9520 87-007, 162 Pages, 1987/03
使用済燃料から取出されるPuは炉型、燃焼度によってPu同位体組成比が異なる。Pu同位体組成比の異なるPuを使用する場合、燃焼度が変化するため同一燃焼度を達成するには、Pu富化度の調整が必要となる。また、Puは半減期約14年でAmになる。このためPuの貯蔵期間、貯蔵形態によって、Puの減少した、また、Amの含まれたPuを使用しなければならなくなる。Amは熱エネルギー領域における中性子捕獲断面積が大きくBのそれに近い程度であるためAmにより燃焼度が低下する。このため長期的なPu蓄積量を評価するにはPu同位体組成変化、Am蓄積を考慮した物量バランスが計算できるコードが必要となる。Puフロー解析コード(Pu-flow code)は、以下を考慮したPuの物量収支の計算ができるコードである。(イ) Puの需給 (ロ) Pu組成変化 ・生成Puの同位体組成 ・Puの崩壊 ・Amの生成 (ハ) 各炉におけるPu利用特性 ・Pu同位体組成の影響 ・Am蓄積の影響 (ニ) Puの貯蔵 (ホ) Puの利用から炉型組合せ
若林 利男*; 福村 信男*; 仁紫 明人*; 竹村 守雄*; 戸村 和二*; 北山 一宏*
PNC TN941 83-49, 57 Pages, 1983/04
プルトニウム燃料棒36本及び54本からなる燃料集合体が9体装荷された25cmピッチ格子炉心において,単位格子内熱中性子束分布をDy―A-合金箔を用いた箔放射化法により測定した。使用した燃料は,36本クラスターの場合は0.54wt%PuO/2UO/2,54本クラスターの場合は,0.79wt%PuO/2-UO/2で,重水臨界実験装置(DCA)の中央部9チャンネルにこれらクラスターを装荷して実験を行った。ドライバー燃料として中央部9チャンネルの周囲に1.2%濃縮ウラン28本クラスタを88体装荷した。圧力管内の冷却材ボイド率は0%及び100%であった。熱中性子束分布の測定誤差は,冷却材中で3%,燃料中,圧力管カランドリア管及び重水中で1.5%であり,今までの28本クラスターの単位格子実験の場合と同じ精度で求まった。今回の実験により,36本及び54本等多数本クラスターにおける単位格子内熱中性子束の挙動が明らかになった。今回の実験結果は,3つの計算コード(METHUSELAH―2,WIMS―D,LAMP―DCA)の計算値と比較した。燃料クラスター内平均中性子束の計算値は,METHUSELAH―2の場合には7%,WIMS―Dの場合には6%,LAMP―DCAの場合には5%以内の誤差で実験値と一致することが認められた。
福村 信男*; 仁紫 明人*; 若林 利男*; 戸村 和二*
PNC TN941 80-53, 63 Pages, 1980/04
プルトニウム燃料を装荷した22.5cmピッチ格子について核分裂比の測定を行った。使用したプルトニウム燃料は,0.87w/o富化PuO-UOの漂準級(8SPu)と原子炉級(8RPu)の2種類である。冷却材ポイド率は0%ポイド(HO)と100%ポイド(空気)である。ウラン238の高速核分裂比28は劣化ウラン箔と天然ウラン箔の核分裂生成物(FP)の線強度の比から求められた。ウラン235の熱外核分裂比25は高濃縮ウラン箔の裸箔とカドミカバー箔のFPの線強度比から求められた。プルトニウム239の熱外核分裂比49は高濃縮プルトニウム箔の裸箔とカドミカバー箔より25と同じ手法により求められた。プルトニウム239の低エネルギーにおける共鳴吸収領域(0.3eV)付近の中性子の挙動を表わす指漂である49/25は高濃縮プルトニウム箔と高濃縮ウラン箔のFPの線強度比から求められた。下表にこれらの測定結果を示す。比較のため0.54W/o富化PuO-UO(5SPu)の測定結果もあわせて示した。これらの結果から8RPu燃料は,実効的な濃縮度としては8SPu燃料より小さく5SPu燃料より大きいことがわかった。0%ポイドと100%ポイドを比較した場合100%ボイドの方が燃料濃縮度依存が顕著に表われることがわかった。