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伊加利 勝悟*; 稲垣 裕亮*; 下池 辰也*
PNC TJ4561 90-001VOL2, 76 Pages, 1990/01
我が国では、使用済燃料の再処理による高レベル放射性廃棄物は地層処分することを基本方針としている。高レベル放射性廃棄物が、実際に処分可能となるまでには、関連する技術開発を含め、なお相当の時間が必要と考えられ、この間、諸般の将来技術(高度基盤技術)の開発の進展により、現在考えられている処理処分技術に大きなブレークスルーをもたらすような技術革新が起こることもあり得る。このような観点から、本調査研究では、地層処分に関連し得る高度基盤技術を摘出し、それらの研究開発の進展度を調査して、現在の処理処分システム・シナリオへのそれら技術の適用のインパクトを検討するとともに、今後の研究開発計画の策定に資するための検討を行う。本報告書には、平成元年度の研究成果を纏めたものであるが、この中では各方面へのヒヤリング、文献調査等の結果に基づいた、高レベル放射性廃棄物処理処分に関する重要要素技術の摘出結果、並びに高度基盤技術の現状に関する一次的な調査の結果を示している。