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論文

$$^{125}$$Te-NMR study on a single crystal of heavy fermion superconductor UTe$$_2$$

徳永 陽; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; 比嘉 野乃花; 仲嶺 元輝*; 北川 俊作*; 石田 憲二*; 仲村 愛*; 清水 悠晴*; et al.

Journal of the Physical Society of Japan, 88(7), p.073701_1 - 073701_4, 2019/07

最近新たに発見された重い電子系超伝導体UTe$$_2$$$$^{125}$$Te-NMRによる研究について報告する。単結晶試料を用い$$^{125}$$Te-NMRのKnight shift $$K$$およびスピン-格子緩和率$$1/T_1$$の測定を行なった。その結果、20K以上の常磁性相において静的および動的帯磁率のどちらもが弱いIsing型の異方性を持つことを確認した。一方、20K以下の低温ではa軸方向に磁場をかけた場合にスピン-スピン緩和率$$1/T_2$$の強い発散が見られることがわかった。このことは低温でa軸方向に強い縦型のスピン揺らぎが発達していることを示唆している。

口頭

$$^{125}$$Te-NMRによる新奇ウラン系超伝導体UTe$$_2$$の磁気揺らぎの研究

徳永 陽; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; 比嘉 野乃花*; 仲嶺 元輝*; 北川 俊作*; 石田 憲二*; 仲村 愛*; 清水 悠晴*; et al.

no journal, , 

2018年新たに発見された超伝導体UTe$$_2$$は、パウリ臨界磁場を大きく上回る超伝導上部臨界磁場を持ち、強磁性スピンゆらぎを引力機構としたスピン三重項の超伝導の実現が強く示唆される。我々はこのUTe$$_2$$において単結晶を用いたNMR研究を進めている。講演では常磁性相おけるナイトシフト、核磁気緩和率($$T_1$$および$$T_2$$)の温度依存性を報告し、この系に磁気ゆらぎの特徴について議論する。

口頭

NMR study of magnetic spin fluctuations in UTe$$_2$$

徳永 陽; 酒井 宏典; 神戸 振作; 服部 泰佑; 比嘉 野乃花*; 仲嶺 元輝*; 北川 俊作*; 石田 憲二*; 仲村 愛*; 清水 悠晴*; et al.

no journal, , 

UTe$$_2$$の超伝導は2018年の11月末、米国のNISTおよびMaryland大のグループにより初めて報告された。超伝導転移温度は1.65Kとウラン系超伝導の中でも比較的高く、T=0における上部臨界磁場$$H_{c2}$$の値は全磁場方向でパウリ・リミットを超えている。$$H_{c2}$$の異方性は磁化の異方性と強く相関し、さらに強磁場実験からは、35T(H//b)にメタ磁性的な磁気転移が存在し、その近傍で超伝導が増強されるという、リエントラント的な振る舞いも報告されている。これらの振る舞いは明らかに強磁性超伝導体UCoGeやURhGeと酷似しているが、UTe$$_2$$では極低温まで静的な磁気秩序は確認されていない。本講演では単結晶試料を用いて行ったTe-NMR測定の結果について報告する。これまでの測定から、磁気ゆらぎが弱いイジング異方性を持つこと、また20K以下の低温で磁化容易軸であるa軸方向に強い磁気的なゆらぎが発達していることが明らかになっている。

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