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大島 裕之助; 萩原 幸; 小田 英輔*
日本原子力学会誌, 25(4), p.258 - 263, 1983/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)原子力発電所等の原子力施設で用いる電線・ケーブルは、難燃性とともに高度の耐放射線性が必要とされる。「難燃性絶縁材料の開発」テーマでは、汎用の絶縁材料(エチレン・プロピレン共重合ゴム)に対してこのような性能を付与するための新しい難燃剤に関する研究開発を進めてきた。新規難燃剤としての臭素化アセナフチレン縮合物の開発の経緯、及び、これを用いて試作した難燃・耐放射線性ケーブルの性能試験結果を紹介した。
大島 裕之助; 畑田 元義; 永井 士郎
C化学技術総合資料集, p.544 - 556, 1981/00
放射線反応によるC化学の研究について文献を中心に解説を行った。CO/HおよびCHの放射線化学反応の研究は1926年のLindによる研究にはじまり、その後数多くの研究がなされており、また反応機構についてもいくつかの提案がある。これらについて説明を行ったのち、大阪研究所で行われたCO/H混合気体、触媒存在下のCO/H混合気体、およびCHの放射線化学反応、とくにC化学に関連して生成物とその生成条件について詳細に述べた。
大島 裕之助; 町 末男
原子力工業, 26(1), p.72 - 75, 1980/00
放射線の工業利用については、本誌でもしばしば採りあげられた。放射線化学の技術的問題も他の技術と同様に、その時代の背景によって問題点の重点が変ってくる。本講座では、安定成長期に入ったわが国の最近の産業事情を背景として、中心点がやや変ってきた放射線利用の問題点を解説する。
大島 裕之助
化学経済, (2), p.17 - 23, 1980/00
第2回放射線利用研究成果報告で発表した内容を中心にして、これに放射線によるC化学研究の歴史を書き加えたものである。大阪研究所で行われたCO/H混合ガス、CHおよびCH/CO混合ガスの照射実験の結果を述べ、触媒法との比較を行った。
大島 裕之助; 田村 直幸; 田中 隆一
原子力工業, 25(6), p.79 - 111, 1979/00
照射施設として電子加速器の種類とその特長を述べ、RI線源としてCoとCsについて述べた。また照射室の設計について遮蔽、インターロック、換気について述べてある。線量測定では放射線プロセス用としての二次線量計とそれらの精度について述べてある。
大島 裕之助; 田村 直幸; 川上 和市郎
原子力工業, 25(8), p.75 - 79, 1979/00
放射線プロセスを工業化する場合に重要な照射技術を中心に述べてある。取上げた項目は電子線照射の場合の深部線量分布を固体液体気体について説明し、線照射の場合の線量分布を士幌の照射施設を例にとって説明した。さらに化学工学的問題を取り上げ廃水処理の実例を上げて説明してある。
松岡 伸吾*; 田村 孝章*; 大島 恵一*; 大島 裕之助
Canadian Journal of Chemistry, 52(14), p.2579 - 2589, 1974/00
被引用回数:4n-ブタンの放射線分解における温度効果が17~548Cの範囲で、回分及び流通の両系で検討された。放射線熱分解において得られる主生成物はメタン、エタン、エチレン、及びプロピレンである。これら主生成物がラジカル連鎖的に生成していることが、熱分解生成物との比較、アンモニア添加効果、線量率依存症、及び特に停止反応生成物と主生成物生成の活性化エネルギーの温度変化の関係より明らかにされた。410C以上における放射線熱分解の活性化エネルギーの測定値はラジカル連鎖停止反応がエチルラジカルの結合反応であることを示した。熱分解におけるいくつかの素反応の活性化エネルギー、頻度因子の値が定められた。放射線熱分解領域における1-ブテン及び2-ブテン生成が連鎖伝播を担うブチルラジカルの分解により生成することが示された。
大島 裕之助; 綿貫 孝司; 亀山 研二; 田中 隆一
JAERI-M 5223, 64 Pages, 1973/05
高崎研究所に放射線化学の研究や食品照射などに用いる大出力の照射用X線発生装置を設置した。本装置は電源として出力200kVp、1Aの容量の変圧器をもち、X線管はこの変圧器の下部に懸垂されている。電子線発生部は直径0.3mm、長さ17cmのタングステン線を16本平行に配置したもの2組からなっており、X線発生部は銅版の上に厚さ30mの金をメッキしたターゲッ卜を用いこれは水冷されている。設置以来装置は照射用線源として安定した運転が行なえるまでには技術的に解決しなければならない多くの問題が生じた。これらの問題点を1つずつ解明し改良を加えることによって予定の性熊であるターゲットから5cmの位置で210R/minの線量率が得られた。本報告では装置の構造と最終性能が侍られるまでの技術的改良の経過について述べてある。
田村 直幸; 大島 裕之助; 四本 圭一; 須永 博美
Japanese Journal of Applied Physics, 9(9), p.1148 - 1153, 1970/09
被引用回数:9抄録なし
大島 裕之助; 四本 圭一; 田中 隆一; 田島 訓; 須永 博美
JAERI 1190, 29 Pages, 1970/07
最近1~3MeVのエネルギーをもつ電子加速器を用いた放射線化学が工業的に注目されるようになってきた。高崎研究所の2号加速器として1996年にコツククロフト形電子加速器を設置した。本加速器の最大定格は加速電圧3MV、加速電流5mAで、また連続定格は加速電圧2.5MV、加速電流4mAである。約3ヶ月の調整運転の後9月に所期の性能に達した。それ以来2年余り本加速器はパイロット装置運転の際のトリオキサンの照射をはじめ、いろいろの照射実験および放射線物理工学の実験に使用し、順調に稼動を続けている。本報告ではまず加速器の構造について述べ、3ヶ月におよぶ据付および調整運転の経過を記し、ついで性能の測定結果および照射を行う場合の線量の測定、線量の分布、照射用加速器の効率について述べた。
四本 圭一; 大島 裕之助; 田中 隆一; 田島 訓
第8回日本アイソトープ会議論文集, A-E-2, p.112 - 114, 1968/00
放射線を利用した高分子物質の特性改善および重合反応などの放射線化学もようやく研究の域を脱し、工業化が試みられるようになり、これらの工業化にともない大容量の加速器の開発が急がれてきた。当研究所では昨41年9月にセレン整流方式のコッククロフト形電子加速器を設置し、以来1年有余トリオキサンの固相重合の中間規模試験のための照射をはじめポリエチレンの照射および物理実験に利用してきたが非常に安定した加速器である。本報告ではこの加速器の特性、照射を中心とした諸測定結果などについて述べる。
大島 裕之助; 橘 宏行
応用物理, 36(10), p.782 - 788, 1967/00
放射線化学の工業化が進展するにつてれ、いろいろの形状をもった線源と反応容器を種々の配置に組合わせて使用する例が多くなってきた。反応物質中の吸収線量を求めることは反応の最適条件を知る上で重要であるが、線源と反応容器の配置によって困難な場合が多い。コバルト-60線源を用いる場合、円筒状線源による空間線量率の分布、さらに板状線源による空間線量率の分布、および板状線源に接して半無限の水が満たされているときの水中における吸収線量率の分布などについては計算と測定によるいくつかの研究がなされている。われわれはさきにコバルト-60板状線源の線量率分布を近似的に計算によって求めることを試みた。
大島 裕之助; 田中 隆一
応用物理, 36(7), p.515 - 520, 1967/00
放射線化学の工業化の進展に伴って、高線量率の電子線やガンマ線を用いる大放射線源が広く使用されるようになってきた。これらの放射線源からの線量の測定、とくにミリアンペア程度の電子加速器による被照射物質中の吸収線量を容易に測定する必要がある。普通この種の加速器の標準的な線量測定には加速電子のエネルギーの測定とファラデー・カップによる電子流の測定とを組合わせて電子線の全エネルギー流量を求める方法か、あるいは熱量計によって全吸収エネルギー量を求める方法が使用されている。われわれは全吸収線量よりむしろ被照射物質中の局部的な吸収線量を測定しようとする目的からまた線量を工業的に測定する目的から、技術的に容易であり、被照射物質中に挿入し得るような二次的の線量測定方法について検討した。
大島 裕之助
応用物理, 35(6), p.417 - 423, 1966/00
コバルト-60線源の線量計算は円筒状の場合についてはかなり詳しく計算が行なわれている。これら円筒状線源は実験室規模の線源としてしばしば用いられ、多くの研究所に設置されている。しかし工業的な規模でコバルト-60を使用する場合には数十万キュリーの線源を板状にして使用することがしばしばある。この理由としてはまずコンベヤーを使用して照射を行なう場合には2枚ないし3枚の板状線源を平行に並べてその間に試料を通過させる方法が用いられている。さらに照射の場合に常に問題になるのは被照射物質中における吸収線量の均一性であるが、この点についても板状線源は利点をもっている。板状線源においてはもし無限に大きい板状線源の場合空間線量率はに無関係となり空間のいかなる点でも等しい空間線量率が得られる。このことは被照射物質の厚さ方向における吸収線量の均一性が要求される場合には有利である。実際には無限に大きい板状線源を使用することは不可能であるし、また被照射物質を置いた場合はこれによる吸収のために被照射物質の表面と裏面では吸収線量がかなり異なってくる。