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柴田 崇統*; 池上 清*; 南茂 今朝雄*; Liu, Y.*; 大谷 将士*; 内藤 富士雄*; 神藤 勝啓; 大越 清紀; 岡部 晃大; 近藤 恭弘; et al.
JPS Conference Proceedings (Internet), 33, p.011010_1 - 011010_6, 2021/03
J-PARC初段加速部では、イオン源から引き出されるビーム大強度化とともに、高周波四重極リニアック(RFQ)のビーム透過率向上が重要な課題である。RFQ透過率は、イオン源とRFQ間に位置する低エネルギービーム輸送部(LEBT)内のソレノイド電磁石設定に大きく依存する。本研究では、大強度化を行った際のRFQ透過率が高いビーム条件を明らかにするため、テストスタンドにおいてLEBT内で72mAと88mAの大強度ビーム下において、RFQ入口でのビーム粒子の位相空間分布を測定し、シミュレーションによる解析結果と比較した。その結果、LEBT内で水素ガスの差動排気に用いられる15mmオリフィスにビームが衝突してコリメートされることで、RFQ入口におけるエミッタンスおよびTwissパラメータに影響することが判った。特に、ビーム電流88mAの条件では、この機構を利用することで、低ソレノイド電流値でRFQ透過率が最適となる結果が見られた。ビーム大強度化に伴い、空間電荷効果を抑えるために必要なソレノイド電流が設計上限に至る懸念があったが、本研究からコリメートビームの利用で問題解決の可能性が示された。
前田 充; 藤根 幸雄; 杉川 進; 内山 軍蔵; 辻野 毅; 藍 寛信*; 岡部 伸*; 大塔 容弘*; 陶山 尚宏*; 佐藤 茂*
RECOD,Int. Conf. on Nuclear Fuel Reprocessing and Management, Vol. 2, p.511 - 515, 1987/00
トリチウム水リサイクルプロセスの評価に資するため、トリチウム(T)洗浄ステップを中心に、工程化学、洗浄機器の両面から研究を進めた。工程化学の研究では、Purex溶液系でのT配分挙動、共除染ーT洗浄工程でのT分布・洗浄挙動、劣化溶媒へのTの捕捉挙動について検討し、Tは、HTO、TNOの分配挙動として説明できること、少量の軽水洗浄により溶媒相より効率よく除去できること、劣化溶媒に少量捕捉されるが分離プロセス面への影響は軽微であることなどを明らかにした。また、洗浄機器の研究では、ミキサセトラとパルスカラムの2型式について検討を行い、ともに有機相対水相流量比25以上の条件下でも高DFが得られること、ただし前者では水相内部循環式の機器開発が必要なこと、また、後者では逆混合効果が重要であることを明らかにするとともに、所要の機器開発または流動特性の把握を行ってこれを実証した。
中井 洋太; 多幡 達夫*; 岡部 茂*
応用物理, 51(3), p.279 - 285, 1982/00
10keV以下の電子の物質透過に関して、放射線生物、固体物理、核融合などの分野における応用面の重要性について述べるとともに、阻止能、平均自由距離、飛程について最近の理論および実験の成果を解説した。そして若干の実験的な検証のもとで、自由電子ガス模型、電子ガス統計模型による計算値が、系統性に乏しい実験データにかわって応用上利用するのに妥当であるという展望を与えることができた。
岡部 茂*; 多幡 達夫*; 中井 洋太
応用物理(総説), 45(1), p.2 - 17, 1976/01
電子と物質の相互作用の研究の現状について、エネルギー領域10eV~数十MeVに対し、統一的な展望を行う。前半において、電離、励起、Anger効果、プラズマ励起、自由電子との衝突、核による散乱、制動放射などの素過程について概観する。後半では、多重過程および物質の厚い層の透過についても述べる。今後に解決の残されている問題についての示唆も与える。
須磨崎 一治*; 岡部 正則*; 本山 茂二
PNC TN842 73-05, 48 Pages, 1973/07
動燃東海事業所放射線保健室に設置されている肺モニタを使用して,当事業所Pu燃料開発室と動燃大洗工学センターおよび原研東海研究所で就業する職員363名を対象にして実施した調査の報告である。人体に関する低エネルギー領域のバックグラウンド値の把握は,今後肺モニタを利用して,Pu作業従事者等の吸入被曝時における内部被曝管理を実施して行く上での基礎資料を与えるものである。この個人のバックグラウンド値は,個人の体格などによって相違することが考えられる。従って,今回の調査はPu燃料開発室で就業する者全員について実施し,個人別データの収集の他,これらの個人別データを基に統計処理を行って正常人体バックグラウンド値と体重などとの関係を解析し,個人の体重から人体バックグラウンド値の最良推定値を求める方法について考察した。この他,Pu作業従事者群と非従事者群とについて,バックグラウンド平均値を比較・検定したが,危険率1%で有意な差は認められなかった。