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石崎 学*; 秋葉 沙依*; 大谷 麻子*; 星 祐二*; 小野 健太*; 松葉 茉優*; 富樫 貴成*; 金井塚 勝彦*; 坂本 政臣*; 高橋 顕*; et al.
Dalton Transactions, 42(45), p.16049 - 16055, 2013/12
被引用回数:179 パーセンタイル:99.57(Chemistry, Inorganic & Nuclear)福島第一原子力発電所の事故を受けて、プルシアンブルー(PB)をベースにした高性能セシウム(Cs)吸着剤を開発するために、PBへのCsイオンの吸着の基本メカニズムを明らかにした。Csイオン吸着能に関して2種類のPBナノ粒子を比較したところ、4Feと3[Fe(CN)]から合成された典型的なPB-1では、市販のPB-2よりも効率的に吸着することを明らかにした。この違いが、PB上に形成される欠陥の数で決まることを突き止めることができた。
大内 靖弘; 伊藤 匡聡; 大場 敏充; 川又 諭; 石崎 勝彦
JAEA-Technology 2009-038, 38 Pages, 2009/07
JRR-3の主要な冷却設備である1次冷却系設備では、4基の1次冷却材ポンプにより冷却材を循環して炉心で生じた熱を除熱している。原子炉の安全安定運転を行うためには1次冷却材ポンプの性能を維持することが必要であり、そのため原子炉の供用運転を開始して以来、定期的な点検保守を実施してきた。本報告書は、1次冷却材ポンプの点検保守項目及び記録についてまとめるとともに、1次冷却材ポンプの経年変化を明らかにし、今後の保守管理に資するものである。
仁尾 大資; 太田 和則; 石崎 勝彦
日本保全学会第5回学術講演会要旨集, p.393 - 395, 2008/07
JRR-3は平成2年に大規模な改造を行い、その後の運転から15年以上が経過し、高経年化及び予算削減を念頭に置いた状態監視保全を行っている。これまでの状態監視保全として、ポンプ類の振動,潤滑油診断を行ってきており、これらに関してはトラブルの頻度から判断して適切に行われてきたと考えている。またこのほかにも、ベリリウム反射体の寸法管理や、中性子計装の低圧電源リップル値測定による状態監視保全を行っている。同時に、より効率的な保全のために、これまで状態監視保全が適用されていなかった機器についても状態監視保全への転換が可能な機器について検討した。結果として、これまで時間計画保全で行われてきた熱交換器洗浄作業については過剰な保全になっていることがわかり、状態監視保全への転換が望ましいことがわかった。今後はさらにそのほかの機器について状態監視保全が適用可能かどうかの検討を継続する。本発表では以上を含むJRR-3における効果的な保全活動の検討と実際の保全活動について発表する。
石崎 勝彦; 太田 和則; 竹内 真樹; 今橋 正樹; 福島 学
no journal, ,
平成21年度の施設定期自主検査期間中にヘリウム圧縮機の分解点検を実施した後、シールオイルレベルが漏えいする事象が発生した。原因調査の結果、Vリング装置の部品の取り付け不良により内部部品が上下に微動し、それにより微小に変形した部品によりシールオイルを閉じ込める機能が損失し、シールオイルの漏えいが発生することがわかった。対策としてVリング装置の一部をよりシール性の高い部品に変更したこと及び取り付けを確実にするため部品を追加した。