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萩野 晃久; 内藤 俶孝
JAERI-M 89-039, 27 Pages, 1989/03
中性子無限増倍率が1.0未満の燃料の周囲に軽水反射体が付くことによって、その体系が臨界に達するかどうかの可能性を検討した。臨界計算は、軽水および重水反射体付きの二酸化ウラン燃料平板体系において、U濃縮度、UO密度、水対ウラン原子個数比をそれぞれ変えて行った。反射体の中性子反射による燃料中の中性子エネルギー・スペクトル軟化が体系の臨界性に及ぼす影響を解明するための手がかりとして、中性子スペクトル・ファクターを考える。結果として、中性子無限増倍率が1.0未満のウランやプルトニウム燃料は、もしその周囲に軽水反射体が取り巻いても臨界になることはないことが分かった。