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報告書

高温ガス炉高温部構造用Ni-Cr-W系超耐熱合金の開発,第2報; 微量添加元素の効果の把握と最適化学組成の提案

高温ガス炉研究委員会; 超耐熱合金専門部会

JAERI-M 92-137, 70 Pages, 1992/09

JAERI-M-92-137.pdf:6.11MB

原子炉出口冷却材温度1000$$^{circ}$$C級の高温ガス炉高温部構造用超耐熱合金の開発が進められている。この計画は、高温強度、耐食性、製造性、溶接性などの高温部構造材料に要求される全ての面でよく均衡のとれた新しい合金を開発することを目的としている。昭和61年度までに当部会が実施した第1次から第3次までの合金試作とその特性評価試験の結果は、既に中間報告書としてまとめられている。本報告書は、それに続く第2報として、昭和62年度から平成2年度までに当部会が実施した第4次から第6次までの合金試作とその特性評価試験の結果をまとめたものである。得られた知見を総合的に判断して、Ni-18~19mass%Cr-20~22mass%Wを基本組成とし、これに微量の他の元素を添加したNi-18~19mass%Cr-20~22mass%W-0.03mass%C-0.08mass%Ti-0.02~0.05mass%Zr-0.002~0.007mass%Y-0.0035~0.006mass%Bが最適化学組成であるとの結論を得た。

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