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Gin, S.*; Abdelouas, A.*; Criscenti, L.*; Ebert, W.*; Ferrand, K.*; Geisler, T.*; Harrison, M.*; 稲垣 八穂広*; 三ツ井 誠一郎; Mueller, K. T.*; et al.
Materials Today, 16(6), p.243 - 248, 2013/06
被引用回数:486 パーセンタイル:99.30(Materials Science, Multidisciplinary)ガラスの長期溶解速度の支配機構に関する共通認識を得るため、使用済燃料の再処理に伴い発生する高レベル廃棄物の閉じ込め材料としてホウケイ酸ガラスを採用している国々が科学的協力を強化することとなった。共通認識の獲得は、性能評価及び地層処分の安全性実証に利用される信頼性の高い予測モデルの開発に向けて最も重要な課題である。この協力構想には、材料科学分野の最新ツールを利用して基礎又は応用研究を行っている多数の研究機関が参加している。本論文では、この協力構想に参画している6か国におけるガラス固化に関する経緯、現在の政策、地層処分計画を紹介し、ガラスの長期挙動に関する共通及び各国のニーズを示す。また、この協力構想の提案及びこれまでに得られた成果を概括する。
水野 崇; 竹内 真司; Abdelgawad, A.*; 福士 圭介*; 渡辺 邦夫*
no journal, ,
瑞浪超深地層研究所(以下、研究所)で発生した排水にかかわる問題を事例として、地下施設建設が周辺環境に与える影響の効率的な低減方法に関して、地球化学的な手法を用いた事前検討について報告する。研究所では、研究坑道掘削に伴い排出される排水及び掘削土について、関連法規に定められた基準を遵守するための処理を行い、排水については近隣河川への放流し、掘削土については研究所用地内の堆積場で管理している。しかし、過去においては、排水中のフッ素及びホウ素の濃度が環境基準を超過したため、立坑内からの排水を停止する事象が発生した。そのため、深度約500mまでの関連法規に示された項目の分布状態の把握と供給源の特定を目的とした調査を行った。その結果、地下水中のフッ素,ホウ素は、花崗岩中に存在する鉱物と地下水との反応により供給され、岩石中の砒素は塩基性貫入岩に特徴的に含まれていることが明らかとなった。以上のことから、周辺環境への影響が懸念される物質の分布や供給源については、地球化学的な調査で特定できる可能性が高く、そのうえで効率的な処理方法や排出量を低下させるための方策を検討することが可能となると考えられる。