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初川 雄一; P.F.Mantica-Jr.*; B.E.Zimmerman*; W.B.Walters*; Carter, H. K.*
ORNL-6746, p.153 - 154, 1993/00
Csの高スピン状態の研究はインビーム分光学的手法を用いて詳細に研究されているが、一方でバリウムのイオン化の困難さのためにBaの壊変によるCsの低スピン状態の研究は進んでいなかった。今回オークリッジ国立研究所の同位体分離装置UNISORを用いてBaの壊変によって生じるCsの低スピン状態の研究を行なった。BaはMo+Cl反応により得た。ドイツGSIで設計され最近UNISORにとりつけられた熱イオン源によりBaを効率良くイオン化する事が可能になった。イオン化した試料は同位体分離した後にテープ上にイオン注入され7分間ごとにテープの移動により検出器の前に運ばれて放射線の検出を行なった。46本のガンマ線がBaの壊変に伴なって放出されたと同定した。