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論文

Competition between allowed and first-forbidden $$beta$$ decays of $$^{208}$$At and expansion of the $$^{208}$$Po level scheme

Brunet, M.*; Podoly$'a$k, Zs.*; Berry, T. A.*; Brown, B. A.*; Carroll, R. J.*; Lica, R.*; Sotty, Ch.*; Andreyev, A. N.; Borge, M. J. G.*; Cubiss, J. G.*; et al.

Physical Review C, 103(5), p.054327_1 - 054327_13, 2021/05

 被引用回数:2 パーセンタイル:58.42(Physics, Nuclear)

The structure of $$^{208}$$Po populated through the EC/$$beta^{+}$$ decay of $$^{208}$$At is investigated using $$gamma$$-ray spectroscopy at the ISOLDE Decay Station. The presented level scheme contains 27 new excited states and 43 new transitions, as well as a further 50 previously observed $$gamma$$ rays which have been (re)assigned a position. Through the analysis using the shell model calculations approximately half of the $$beta$$-decay strength of $$^{208}$$At is found to proceed via allowed decay and half via first-forbidden decay. The first-forbidden transitions predominantly populate core excited states at high excitation energies, which is qualitatively understood using shell model considerations.

論文

PARaDIM; A PHITS-based Monte Carlo tool for internal dosimetry with tetrahedral mesh computational phantoms

Carter, L. M.*; Crawford, T. M.*; 佐藤 達彦; 古田 琢哉; Choi, C.*; Kim, C. H.*; Brown, J. L.*; Bolch, W. E.*; Zanzonico, P. B.*; Lewis, J. S.*

Journal of Nuclear Medicine, 60(12), p.1802 - 1811, 2019/12

 被引用回数:18 パーセンタイル:80.86(Radiology, Nuclear Medicine & Medical Imaging)

従来の内部被ばく研究では、CT画像などに基づき構築したボクセル人体ファントムを適用し、線量評価データを解析することが一般的であった。しかし、皮膚や膜状組織などをより精密に表現できるポリゴンメッシュ人体ファントムの開発が進められており、内部被ばく研究でもこのファントムを用いた評価が要求されている。しかし、モンテカルロ放射線輸送計算コードにこのファントムを取り込んで計算を行うことは、コードに精通していない場合は難しい現状となっている。そこで、PHITSの使い方に関する詳しい知識を持たないユーザーでも、このファントムを用いた内部被ばく線量計算が簡単にできるツールPARaDIMを開発した。このツールでは、グラフィカルインターフェースにより、使用する四面体メッシュファントムの選択や臓器毎の放射性核種の設定、そしてPHITSの実行が操作できる。このツールを用いた実行例をいくつか示し、先行研究との比較を行うことで、本ツールの有用性を確認した。

論文

A New Standard DNA Damage (SDD) data format

Schuemann, J.*; McNamara, A. L.*; Warmenhoven, J. W.*; Henthorn, N. T.*; Kirkby, K.*; Merchant, M. J.*; Ingram, S.*; Paganetti, H.*; Held, K. D.*; Ramos-Mendez, J.*; et al.

Radiation Research, 191(1), p.76 - 93, 2019/01

 被引用回数:45 パーセンタイル:94.61(Biology)

DNA損傷には様々なタイプがあり、異なった生物学的効果を引き起こす。過去数10年間、放射線照射によるDNA損傷の生成やそれらが引き起こす生物効果のシミュレーションが行われてきたが、各研究者が独自のデータフォーマットを用いて解析していたため、相互比較を行うことができなかった。そこで、本論文では、新しい標準DNA損傷データフォーマットを提案し、モデル間の相互比較を可能とする。これにより、放射線照射によるDNA損傷のメカニズム解明や放射線影響シミュレーション研究の活性化を図る。

論文

CIELO collaboration summary results; International evaluations of neutron reactions on uranium, plutonium, iron, oxygen and hydrogen

Chadwick, M. B.*; Capote, R.*; Trkov, A.*; Herman, M. W.*; Brown, D. A.*; Hale, G. M.*; Kahler, A. C.*; Talou, P.*; Plompen, A. J.*; Schillebeeckx, P.*; et al.

Nuclear Data Sheets, 148, p.189 - 213, 2018/02

 被引用回数:61 パーセンタイル:98.12(Physics, Nuclear)

CIELO国際協力では、原子力施設の臨界性に大きな影響を与える重要核種($$^{235}$$U, $$^{238}$$U, $$^{239}$$Pu, $$^{56}$$Fe, $$^{16}$$O, $$^{1}$$H)の中性子断面積データの精度を改善し、これまで矛盾していると考えられた点を解消することを目的として研究が行われた。多くの研究機関が参加したこのパイロットプロジェクトは、IAEAの支援も受けて、OECD/NEAの評価国際協力ワーキングパーティ(WPEC)のSubgroup 40として組織された。本CIELOプロジェクトは、新たな実験研究や理論研究を行う動機付けとなり、測定データを正確に反映し臨界性の積分テストに優れた新たな一連の評価済みライブラリとして結実した。本報告書は、これまでの研究成果と、本国際協力の次の段階の計画概要をまとめたものである。

論文

The CIELO collaboration; Progress in international evaluations of neutron reactions on Oxygen, Iron, Uranium and Plutonium

Chadwick, M. B.*; Capote, R.*; Trkov, A.*; Kahler, A. C.*; Herman, M. W.*; Brown, D. A.*; Hale, G. M.*; Pigni, M.*; Dunn, M.*; Leal, L.*; et al.

EPJ Web of Conferences, 146, p.02001_1 - 02001_9, 2017/09

 被引用回数:6 パーセンタイル:95.25

CIELO共同研究では中性子断面積データの改善及びこれまでの評価で見られた断面積の不一致を解決することを目的として、原子力の臨界性に大きな影響を与える5核種($$^{16}$$O, $$^{56}$$Fe, $$^{235,238}$$U, $$^{239}$$Pu)の中性子断面積を評価している。この国際パイロットプロジェクトでは、経済協力開発機構・原子力機関・核データ評価国際協力ワーキングパーティに設置されたサブグループ40の下でIAEAからのサポートを受けて、実験並びに理論的な研究を活発に実施している。これらの研究を通じて測定データを精度よく反映し、さらに臨界性に関する積分テストで良い結果を示す新しい評価済ライブラリを開発している。

論文

Implementation of tetrahedral-mesh geometry in Monte Carlo radiation transport code PHITS

古田 琢哉; 佐藤 達彦; Han, M. C.*; Yeom, Y. S.*; Kim, C. H.*; Brown, J. L.*; Bolch, W. E.*

Physics in Medicine & Biology, 62(12), p.4798 - 4810, 2017/06

 被引用回数:10 パーセンタイル:47.85(Engineering, Biomedical)

モンテカルロ輸送計算コードPHITSに、ポリゴン体系の一種である四面体メッシュ体系を利用できる機能を導入した。四面体メッシュは自由な形状を記述することに優れており、曲面を含む様々な複雑な体系を記述することができる。また、形式変換をすることでCAD等のソフトウェアを利用した三次元体系の設計も可能となった。本機能の導入に際し、初期段階で四面体メッシュ体系に対する分岐マップを準備し、輸送計算の計算時間を短縮する工夫を加えた。この工夫により、同数のメッシュ数であれば、ボクセルメッシュと同程度の計算時間で、四面体メッシュ体系の輸送計算を可能にした。四面体メッシュでは、異なるサイズおよび形状の四面体を組み合わせることで、より少ないメッシュ数で人体ファントム等の複雑体系を表現できる。人体ファントムに対する線量計算では、四面体メッシュを採用することで、計算時間をボクセルメッシュの計算に比べて4倍短縮できることが分かった。

論文

One-neutron pickup into $$^{49}$$Ca; Bound neutron $$g_{9/2}$$ spectroscopic strength at $$N$$ = 29

Gade, A.*; Tostevin, J. A.*; Bader, V. M.*; Baugher, T.*; Bazin, D.*; Berryman, J. S.*; Brown, B. A.*; Hartley, D. J.*; Lunderberg, E.*; Recchia, F.*; et al.

Physical Review C, 93(3), p.031601_1 - 031601_5, 2016/03

AA2015-0859.pdf:0.32MB

 被引用回数:14 パーセンタイル:70.72(Physics, Nuclear)

中性子過剰カルシウム同位体では、最近、中性子数34の魔法数が発見されるなど、その殻構造が大きな注目を集めている。中性子の$$pf$$軌道の上には$$g_{9/2}$$軌道があるはずであるが、これまでその位置に関する明確な実験データが存在しなかった。ミシガン州立大のサイクロトロン施設を用いて行われた本研究では、$$^{48}$$Caビームを$$^{12}$$Cにあてる重イオン反応と脱励起$$gamma$$線測定を組み合わせることによって、$$^{49}$$Caの4.018-MeV状態の分光学的因子を精度よく得ることに成功した。重イオン反応によって高角運動量状態の断面積を増大させ、脱励起$$gamma$$線を測定することによって反応データだけでは分離できない$$f_{5/2}$$状態を分離することが可能になったためである。この実験によって、4.018-MeV状態は比較的大きな分光学的因子を持つことがわかり、殻模型計算の予言が確かめられた。

論文

The CIELO Collaboration; Neutron reactions on $$^1$$H, $$^{16}$$O, $$^{56}$$Fe, $$^{235,238}$$U, and $$^{239}$$Pu

Chadwick, M. B.*; Dupont, E.*; Bauge, E.*; Blokhin, A.*; Bouland, O.*; Brown, D. A.*; Capote, R.*; Carlson, A. D.*; Danon, Y.*; De Saint Jean, C.*; et al.

Nuclear Data Sheets, 118, p.1 - 25, 2014/04

 被引用回数:105 パーセンタイル:98.52(Physics, Nuclear)

CIELO(Collaborative International Evaluated Library Organization)は核反応データの評価作業を国際協力により実施するためのワーキンググループである。CIELOでは国際的な核データコミュニティから専門家を集め、既存の評価済ライブラリや測定データ、モデル計算の間にある矛盾を明らかにし、その原因を取り除き、より信頼性の高いデータを開発することを目的としている。最初の取り組みとして、最重要核種である$$^{1}$$H, $$^{16}$$O, $$^{56}$$Fe, $$^{235,238}$$U, $$^{239}$$Puを対象とする予定である。この論文ではこれらの最重要核種の評価済データ及び積分結果をレビューし、評価間の矛盾を調査する。また、この枠組みで実施する核データ評価に関する作業計画をまとめている。

論文

Guidelines for thermodynamic sorption modelling in the context of radioactive waste disposal

Payne, T. E.*; Brendler, V.*; Ochs, M.*; Baeyens, B.*; Brown, P. L.*; Davis, J. A.*; Ekberg, C.*; Kulik, D.*; Lutzenkirchen, J.*; Missana, T.*; et al.

Environmental Modelling & Software, 42, p.143 - 156, 2013/04

 被引用回数:58 パーセンタイル:90.52(Computer Science, Interdisciplinary Applications)

熱力学的収着モデル(TSM)は、セーフティケースにおけるKd設定の科学的基盤を提供するため、また、化学環境に応じたKdの変化を評価するために利用される。TSM開発は、表面サイト,収着反応,静電補正といったモデル選定におけるさまざまな意思決定を含む。TSM開発の最良手法についてはコンセンサスには至っておらず、そのためにNEAではTSM構築の方針と過程を評価するための国際プロジェクトを進めている。本論は、放射性廃棄物処分のためのTSM開発に関して、本プロジェクトを通じて得られた多様な観点からの推奨事項を提示する。主要な推奨事項として、モデル開発の目的の定義、主要な意思決定事項の同定、実験的・理論的根拠と関連付けた意思決定、適切なレビューと繰り返しによるモデル開発、できる限り多くのデータへの適用、主要な意思決定の文書化が挙げられる。

論文

ENDF/B-VII.1 nuclear data for science and technology; Cross sections, covariances, fission product yields and decay data

Chadwick, M. B.*; Herman, M.*; Oblo$v{z}$insk$'y$, P.*; Dunn, M. E.*; Danon, Y.*; Kahler, A. C.*; Smith, D. L.*; Pritychenko, B.*; Arbanas, G.*; Arcilla, R.*; et al.

Nuclear Data Sheets, 112(12), p.2887 - 2996, 2011/12

 被引用回数:1934 パーセンタイル:100(Physics, Nuclear)

原子力科学・技術の利用分野ための評価済み核データライブラリーENDF/B-VII.1を公開した。米国核データ評価委員会が中心となって評価・整備したこの最新ライブラリーは、前バージョン(ENDF/B-VII.0)公開以後に得られた原子核理論や実験に関する知見を反映した中性子断面積,共分散,核分裂収率や崩壊データ等を格納している。ライブラリーの主な更新内容は、核種数の拡大、共分散データの拡充、R行列理論に基づく軽核の共鳴パラメータ評価、中重核やアクチノイドデータの改訂等である。核外輸送コードMCNPによるベンチマーク解析を行った結果、臨界予測性能等のパフォーマンスが向上した。

論文

Isomeric states observed in heavy neutron-rich nuclei populated in the fragmentation of a $$^{208}$$Pb beam

Steer, S. J.*; Podoly$'a$k, Z.*; Pietri, S.*; G$'o$rska, M.*; Grawe, H.*; Maier, K.*; Regan, P. H.*; Rudolph, D.*; Garnsworthy, A. B.*; Hoischen, R.*; et al.

Physical Review C, 84(4), p.044313_1 - 044313_22, 2011/10

 被引用回数:61 パーセンタイル:94.44(Physics, Nuclear)

核子あたり1GeVの$$_{82}^{208}$$Pbを用いて核破砕反応により中性子過剰重原子核を生成した。反跳質量分析法により破砕核を分離し、核種を同定した。核異性体から放出される遅延$$gamma$$線の測定により、49核異性体の検出に成功した。殻模型やBCS計算を用いて、これらの核異性体の準位構造を明らかにした。

論文

Magnetic-field-induced enhancement of nuclear spin-lattice relaxation rates in the heavy-fermion superconductor CeCoIn$$_5$$ using $$^{59}$$Co nuclear magnetic resonance

酒井 宏典; Brown, S. E.*; Baek, S.-H.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*

Physical Review Letters, 107(13), p.137001_1 - 137001_5, 2011/09

 被引用回数:16 パーセンタイル:66.9(Physics, Multidisciplinary)

重い電子系超伝導体CeCoIn$$_5$$において、$$^{59}$$Co核の核スピン緩和率を磁場をc軸にかけて測定した。上部臨界磁場$$H_{c2}(0)$$直上の極低温の通常状態において、核スピン緩和率の増大を観測した。核スピン緩和率は、直接、動的帯磁率を反映する物理量であり、反強磁性不安定性が$$H_{c2}(0)$$近傍にあることを直接証明している。核スピン緩和率の磁場依存性・温度依存性は、反強磁性スピン揺らぎの自己無撞着理論によってよく再現することができ、得られたパラメータを用いて、比熱や熱膨張の測定結果を上手く説明することができる。

論文

$$^{59}$$Co NMR shift anomalies and spin dynamics in the normal state of superconducting CeCoIn$$_5$$; Verification of two-dimensional antiferromagnetic spin fluctuations

酒井 宏典; Baek, S.-H.*; Brown, S. E.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*

Physical Review B, 82(2), p.020501_1 - 020501_4, 2010/07

 被引用回数:15 パーセンタイル:55.1(Materials Science, Multidisciplinary)

CeCoIn$$_5$$における反強磁性スピン揺らぎを調べるために$$^{59}$$Co核核磁気共鳴(NMR)実験を行った。NMRシフト($$K$$)と帯磁率($$chi$$)とのプロットが直線上にならない異常が観測される。この$$K$$-$$chi$$異常を温度依存する超微細結合定数$$A(T)$$で総合的に理解できることを示した。$$^{59}$$Co核NMR緩和率の温度依存性は、$$A(T)^2$$でノーマライズするとIn(1)核核四重極緩和率の温度依存性と一致して、矛盾がなくなる。そのスピンダイナミクスは、量子臨界点に近い二次元反強磁性相関で理解できる。また、40K以下で重い電子状態形成と同時にスピン揺らぎの異方性が発達することもわかった。

論文

Two-proton knockout from $$^{32}$$Mg; Intruder amplitudes in $$^{30}$$Ne and implications for the binding of $$^{29,31}$$F

Fallon, P.*; Rodriguez-Vieitez, E.*; Macchiavelli, A. O.*; Gade, A.*; Tostevin, J. A.*; Adrich, P.*; Bazin, D.*; Bowen, M.*; Campbell, C. M.*; Clark, R. M.*; et al.

Physical Review C, 81(4), p.041302_1 - 041302_5, 2010/04

 被引用回数:38 パーセンタイル:88.35(Physics, Nuclear)

ミシガン州立大学の超伝導サイクロトロン研究所にて、不安定核$$^{32}$$MgビームをBe標的に当てることによって$$^{30}$$Neが生成される断面積を測定し、その脱励起$$gamma$$線を測定した。$$^{30}$$Neの4$$^+$$と見られる状態を初めて観測するとともに、その断面積から、$$^{30}$$Neの核構造の情報を引き出した。この領域で標準的な核構造計算である、SDPF-M相互作用を用いたモンテカルロ殻模型計算による分光学的因子をグラウバー模型に代入して包括的断面積を計算したところ、実験値を過大評価した。核構造の観点からその原因について考察したところ、$$^{30}$$Ne核では従来考えられてきたよりも4粒子4空孔励起の侵入者配位が多く、それによって$$^{30}$$Neと$$^{32}$$Mgの中性子部分の波動関数との重なりが小さいためであると結論づけた。この増大した4粒子4空孔励起のアイデアは、フッ素同位体において中性子ドリップ線が著しく延びる現象も説明することができる。

論文

Isomeric decay studies around $$^{204}$$Pt and $$^{148}$$Tb

Podoly$'a$k, Zs.*; Steer, S. J.*; Pietri, S.*; Werner-Malento, E.*; Regan, P. H.*; Rudolph, D.*; Garnsworthy, A. B.*; Hoischen, R.*; G$'o$rska, M.*; Gerl, J.*; et al.

European Physical Journal; Special Topics, 150(1), p.165 - 168, 2007/11

 被引用回数:11 パーセンタイル:55.77(Physics, Multidisciplinary)

$$^{208}$$Pbの核破砕反応を用いて多数の特殊な原子核を生成した。アイソマー崩壊の後に遅延$$gamma$$線を測定し、励起状態の核構造研究を行った。その結果、中性子数126を持つ中性子過剰核$$^{204}$$Ptの励起状態について初めての実験的な情報を得ることができた。また、既に報告されている$$^{148}$$Tb and $$^{147}$$Gdの$$I=27hbar$$ and $$I=(49/2)hbar$$アイソマーからの崩壊$$gamma$$線を観測した。これらのアイソマーは、核破砕反応で生成した最も高いdiscreteな励起状態であり、本手法を用いることにより、高スピン核構造研究の新たな展開が可能になると考えられる。

論文

Recent results in fragmentation isomer spectroscopy with rising

Pietri, S.*; Regan, P. H.*; Podoly$'a$k, Zs.*; Rudolph, D.*; Steer, S. J.*; Garnsworthy, A. B.*; Werner-Malento, E.*; Hoischen, R.*; G$'o$rska, M.*; Gerl, J.*; et al.

Nuclear Instruments and Methods in Physics Research B, 261(1-2), p.1079 - 1083, 2007/08

 被引用回数:92 パーセンタイル:98.43(Instruments & Instrumentation)

ドイツGSIにおけるRISING実験の最初の結果について報告する。本実験では、核子あたり1GeVの高エネルギーイオンによる核破砕反応を用いてベータ安定線から遠く離れた不安定核を生成する。105台の独立な結晶から成るRising静止ビームの$$gamma$$線分光器を用いて、ナノ秒からミリ秒の半減期を持つアイソマーからの崩壊$$gamma$$線の測定を行う。本稿では、Rising実験の目的、測定器、最初の実験結果、及び将来計画について紹介する。

口頭

超伝導体CeCoIn$$_{5}$$の通常状態における二次元反強磁性相関; $$^{59}$$Co核核磁気共鳴による検証

酒井 宏典; Baek, S.-H.*; Brown, S. E.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*

no journal, , 

今回、われわれは、$$^{59}$$Co核核磁気共鳴(NMR)測定を単結晶で詳細に行い、重い電子系超伝導体CeCoIn$$_5$$の常伝導状態における非フェルミ液体的起源がどこにあるかを検証した。この系では静的帯磁率($$chi$$)と温度を内包パラメータとしてナイトシフト($$K$$)をプロットすると、$$f$$電子系化合物にしばしば見られるような$$K$$-$$chi$$異常が確認される。こうした$$K$$-$$chi$$異常を2流体モデルで説明しようとする手法が近年発展してきた。しかしながら、この手法は、NMR緩和率($$1/T_1$$)解析に必要な動的帯磁率に対して2つの成分を仮定することとなり、モデルの改良が必要と考えられる。今回、われわれはこの$$K$$-$$chi$$異常が超微細結合定数の温度変化にあると仮定し解析を進めた。この仮定により、$$1/T_1$$の磁場依存性も含めて、矛盾なく説明できることを見いだした。その結果、極低温・高磁場状態においてもCeCoIn$$_5$$は、二次元反強磁性スピン揺らぎが顕著に増大していることが明らかとなり、非フェルミ液体的振る舞いは、二次元反強磁性スピン相関によってもたらされていると考えられる。

口頭

$$d$$波超伝導体CeCoIn$$_5$$におけるスピン揺らぎの異方性と関連物質との比較

酒井 宏典; 徳永 陽; 神戸 振作; 芳賀 芳範; Baek, S.-H.*; Brown, S. E.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*

no journal, , 

CeCoIn$$_5$$は重い電子系$$d$$波超伝導体であり、反強磁性揺らぎの重要性が指摘されている。前回、われわれは$$^{59}$$Co核NMRによる緩和率の温度依存性は、$$^{115}$$In核NQRと同様、2次元的反強磁性揺らぎを示唆するものであることを、報告した。今回は、そのスピン揺らぎの異方性について詳細を報告し、関連化合物超伝導体におけるスピン揺らぎ異方性との比較を行う。

口頭

NMRによるCeCoIn$$_5$$の磁場誘起量子臨界挙動

酒井 宏典; Brown, S. E.*; Baek, S.-H.*; Ronning, F.*; Bauer, E. D.*; Thompson, J. D.*

no journal, , 

重い電子系超伝導体CeCoIn$$_5$$では外部磁場を$$c$$軸にかけたときに、非フェルミ液体的挙動が$$H_{c2}(0)=50$$kOe以上の極低温で観測され、非フェルミ液体-フェルミ液体とのクロスオーバー温度が$$H_{c2}(0)$$近傍で0Kになるように見えることが、比熱測定,電気抵抗測定,熱膨張測定などから指摘されている。今回、NMR測定をc軸方向の外部磁場下、極低温で行った。その結果について、議論を行う。

口頭

Hollow-atom Al X-ray spectra excited by PW laser pulses in foil and CH-buried targets

Pikuz, S. Jr.*; Wagenaars, E.*; Culfa, O.*; Dance, R.*; Rossall, A.*; Tallents, G.*; Faenov, A.*; K$"a$mpfer, T.*; Schulze, K.*; Uschmann, I.*; et al.

no journal, , 

Aluminum K-shell spectra from solid targets were measured during an experiment at Vulcan Petawatt facility. Laser pulses of very high contrast and 150 J of energy allowed interaction studies between the very high intensive laser field and solid state. Intense emission of exotic spectral lines related to the transitions in Al hollow atoms were observed from Al targets. Specifically for 1.5 micron thin foil target the hollow atom yield dominated the resonance line emission. It is suggested that the hollow atoms were predominantly excited by the impact of keV X-ray photons generated on the front surface of the target. On the contrary, the spectra of aluminum foils buried in several microns of CH demonstrated lower K-shell emission and contained much weaker yield of hollow-atom lines. In this case the laser did not interact directly with aluminum matter, so most probably hollow atoms excited by fast electrons penetrating the target.

口頭

Radiation properties of dense matter pumped by X-ray emission of plasma irradiated by laser intensities over 10$$^{20}$$ W/cm$$^{2}$$

Faenov, A.*; Colgan, J.*; Abdallah, J. Jr.*; Pikuz, S. A.*; Wagenaars, E.*; Booth, N.*; Brown, C. R. D.*; Culfa, O.*; Dance, R.*; Evans, R.*; et al.

no journal, , 

It was demonstrated that Hollow ions exotic states of matter, which are very far from equilibrium, can be formed by conventional optical laser technology when the laser intensity reached 10$$^{20}$$ W/cm$$^{2}$$ and approaches to the radiation dominant regime.

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