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田辺 哲朗*; 杉山 一慶*; Coad, P.*; Bekris, N.*; Glugla, M.*; 宮 直之
Journal of Nuclear Materials, 345(2-3), p.89 - 95, 2005/10
被引用回数:17 パーセンタイル:73.49(Materials Science, Multidisciplinary)JETのDT放電で利用されたMARKII-Aダイバータタイル上のトリチウムの蓄積を調べた結果及び、JT-60UのDD放電で使用されたダイバータタイルに蓄積されているトリチウムの表面分布及びSIMSによるH,Dの深さ分析結果を比較し、ITERにおけるトリチウムのインベントリー評価をするうえで、何が問題であるかを議論した。特に2つの装置におけるダイバータ構造の違い,タイル配置の違いなどを考慮しつつ、水素(H, D, T)の蓄積状況を比較することにより、ダイバータ構造及びタイル配置の最適化をはかれば、炭素の損耗を減らし、ひいてはトリチウムインベントリーを減らせることができることを示唆した。またJT-60Uの結果に基づき、黒鉛タイル表面の温度を500C以上にすることができれば、ITERのトリチウムインベントリーを大きく減らせることも明らかにした。
田辺 哲朗*; Bekris, N.*; Coad, P.*; Skinner, C. H.*; Glugla, M.*; 宮 直之
Journal of Nuclear Materials, 313-316, p.478 - 490, 2003/03
被引用回数:67 パーセンタイル:96.51(Materials Science, Multidisciplinary)近年JET、TFTR及びJT-60でのプラズマ対向材料中のトリチウム測定が種々の測定技法により系統的に調べられた。これらの結果は同じ装置に対する以前の結果とはおおむね一致しているが、水素リテンションの挙動については装置の種類による差があり、必ずしも同じ結果を示していない。そこで、これまで蓄積された炭素-水素化学特性の知識を基に異なる装置間でのトリチウムリテンション挙動を比較した。この目的には、トリチウムの平面分布が極簡単に図れ、また異なる装置間での直接比較することができるトリチウムイメージングプレート技術を適用した。この論文ではまず現在までに知り得ている炭素-水素化学特性を述べ、次ぎにトカマク装置における水素(トリチウム)挙動について詳細に述べるとに、TEXTOR,TFTR,JT-60U及びJETにおいてイメージングプレートにより測定したトリチウムリテンション研究の最近の結果について簡潔にまとめた。これらの結果から、炭素系第一壁を使用したDT反応炉におけるトリチウムリテンションについて、特にトリチウムインベントリの低減化の観点から述べ、最後に対向表面を800K以上の高温状態とした運転について提案する。
伊丹 潔; Coad, P.*; Fundamenski, W.*; Ingesson, C.*; Lingertat, J.*; Matthews, G. F.*; Tabasso, A.*
Journal of Nuclear Materials, 290-293, p.633 - 638, 2001/03
被引用回数:9 パーセンタイル:56.08(Materials Science, Multidisciplinary)MkIIGB型改造後のJETにおいて、ダイバータ領域を接線方向に見込むエンドスコープ光学系に取付けてあるD及びDのラインフィルタ付きのCCD TVカメラの画像から、2次元のD及びDの発光分布を計算するトモグラフィーを開発した。そして、ダイバータデタッチ時の2次元のD及びDの発光分布、再結合の様子を調べた。デジタイズしたビデオ画像は、ダイバータからCCD TVカメラへの光路上の発光分布の積分である。したがって、ビデオ画像のそれぞれのピクセルの強度は、発光分布とグリッドを線積分する係数である形状マトリックスで決められることになる。この形状マトリックスをSVD法で解いて、2次元のD及びDの発光分布を求めた。相対較正は、ほとんど同一視野を見込んでいるD及びDの強度を測定する分光器からのデータとの規格化によった。2MA,3Tでビーム加熱入力2.1MWの密度限界実験放電において、2次元のD及びDの発光分布を求めた。Dの発光は内側ダイバータから強くなる。ダイバータ板直前でD/Dのライン強度比が0.06まで大きくなり、再結合過程の増大とともに内側ダイバータでの完全デタッチ現象がおこる。また、外側ダイバータにおいても、内側ダイバータで完全デタッチ後に、同様な変化を起こすが、その直後にディスラプションに至る。