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Debski, W.; 安藤 雅孝
Acta Geophysica Polonica, 52(1), p.1 - 14, 2004/00
高解像度の弾性波トモグラフィーの近年の発達や、高精度の震源位置決定の必要性の高まりに伴い、弾性波伝播時間や伝播経路(レイパス)を推定するための安定で高精度の数値予測手法が求められている。本論文では、一連のチェビシェフ多項式によるレイパスの媒介変数化に基づくアルゴリズムを示す。精密Gauss-Lobbato積分を結合した、この擬似スペクトル法は、伝播時間を相対誤差10-7オーダーと言う高精度で計算することができる。求められたレイパスの擬似スペクトル表現は、レイトレーシング問題を、必要に応じて適切に選択した最適化プログラムにより解くことが可能な、数値最適化に帰着させる。
Debski, W.; 安藤 雅孝; 杉本 真吾*; 奥田 隆*
EGS-AGU-EUG Joint Assembly 2003, 0 Pages, 2003/02
None
Debski, W.; 安藤 雅孝
American Geophysical Union 2002 Fall Meeting, P. F985 S61B-1128, 2002/12
None
Debski, W.; 安藤 雅孝
European Geophysical Society XXVII General Assembly, 0 Pages, 2002/00
最新の地震波のトモグラフィの計算では,ロバストで正確なレイパスと走時計算が必要である。この計算法としてチェビシェフ多項式を用いたレイパスの表現方法を提案する。この方法により走時計算がより正確に行えるようになった。さらに遺伝的アルゴリズムの併用により3Dの地下構造における計算も可能になった。
Debski, W.
American Geophysical Union 2001 Fall Meeting, 0 Pages, 2001/00
地震波トモグラフィーにおいて、画像の誤差を小さくするために、強力な波線追跡アルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは、チェビシェフ多項式分解による波線経路のスペクトル表現の考えに基づいている。このアプローチは3Dにおける非常に複雑な波線経路の記述を可能にし、また、高精度の数値積分サブルーチンを使用することにより非常に高い精度を達することを可能とする。ここに示すアルゴリズムは、Nを大きくすると1/N2で小さくなる相対的トラベルタイムの正確さを、N=100という適度な数の積分点によって■T/T10-4に達することが出来る。手法の強力さは、ジェネティックなアルゴリズム法が分解係数を発見するかどうかというグローバルな最適化によって証明される。本論のアルゴリズムはいくつかの例とその精度分析によって例証される。
Debski, W.
European Geophysical Society XXVII General Assembly, 0 Pages, 2001/00
地震発生現場におけるプロセスを知るのに、その現場での時間変化を推定することが重要である。その推定法として、経験的なグリーン関数を採用する際に、擬似スペクトル法で表現する方法について議論する。この方法は基底関数でソースの時間変動を表す方法である。この問題は非線型であるが、その他の解法と比べてもよい結果が得られている。
Debski, W.
Publications of the Institute of Geophysics, B-30(353), p.1 - 103, 2001/00
本論文は3次元の地震波トモグラフィーのデータ処理に使用するTOM3Dソフトウェアパッケージデザインの完全な記述を提供する。本論ではすべてのアルゴリズム、サブルーチンの構文、データファイル形式を記述する。本パッケージはUnixタイプのOSで使用される。TOM3Dパッケージは、地震波の順問題のモデル化コードMODEL、波線追跡計算のためのSRT、精度を計算するRESOL、震源を計算するLOCRとVLOC、トモグラフィーデータの逆解析コードINVERS3およびデータ形式の変換コードより成る。なお、本研究は長年の成果のまとめであり、7章SRTコードはJNC国際特別研究員としての成果である。