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広田 耕一; H.Maetzing*; H.-R.Paur*
JAERI-Conf 95-003, 0, p.615 - 619, 1995/03
およそ100mgC/Nmのガス状キシレンに、0-10kGyの範囲で電子線照射を行った。照射実験にはKfKのAGATE-IIプラントの電子線加速器を使用した。その結果、10kGyの吸収線量で約90%の除去率を得ることが出来た他、除去されたキシレンのおよそ50%が、吸収線量に関係なく、エアロゾルになることが分った。除去されたキシレンの残りの50%は、ガス状のカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸及び酪酸)となることも判った。さらに、照射前後のマスバランスをmgC/Nmを単位としてとったところ、9515%の値をすべての実験において得ることが出来た。
広田 耕一; H.Maetzing*; H.-R.Paur*; K.Woletz*
Radiation Physics and Chemistry, 45(4), p.649 - 655, 1995/00
被引用回数:46 パーセンタイル:96.08(Chemistry, Physical)0-10kGyの範囲で、ブチルアセテイト及びキシレンの電子線照射を行った。ガス状生成物は、FT-IR及びイオンクロマトグラフィーにより定性・定量を行い、その結果、ギ酸酢酸、プロピオン酸そして酪酸が双方から観察された。また、キシレン照射の場合、エアロゾルの生成が見られ、元素分析の結果、CHON(10kGy)なる化合物であることが分った。除去率に関しては、100mgC/Nmのブチルアセテイト及びキシレンに対して10kGy照射でそれぞれおよそ65%、90%の値が得られた。この他、マスバランス(mgC/Nm)についても検討を行い、いずれの実験においても80%以上の値が得られた。
H.Maetzing*; 広田 耕一; K.Woletz*; H.-R.Paur*
Journal of Aerosol Science, 25(SUPPL.1), p.S325 - S326, 1994/05
1000Nm/hの空気にブチルアセテイト及びキシレンを100mgC/Nmの濃度になるように加え、これに電子線を照射した。照射は550keV/30mAの電子線加速器を備えたKfKのAGATE-IIパイロットプラントで、0~10kGyの範囲で行われた。その結果、ブチルアセテイトで約65%、キシレンで約90%の除去率が、FID及びGCにより測定された。ガス生成物の定性・定量はFT-IR及びイオンクロマトグラフィーで行い、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、CO及びCOが、ブチルアセテイト及びキシレンの照射により観察された。また、キシレンの場合のみ見られたエアロゾルは10kGyの照射でCHOなる化合物であることがわかった。また、VOCの分解について、AGATE-codeを用いて検討を行った。
H.Maetzing*; 広田 耕一; W.Baumann*; H.-R.Paur*
Proc. of Projekt Europaeisches Forschungszentrum fuer Ma$beta$nahmen zur Luftreinhaltung; KfK-PEF117, 0, p.403 - 412, 1994/00
有機溶剤の電子線による分解メカニズムを明らかにするため、代表的な有機溶剤であるブチルアセテイト及びキシレンに電子線照射を行った。その結果、キシレンの場合のみエアロゾルの生成が見られた他、ガス状生成物としてギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、CO及びCOが双方の照射より得られた。また、モデル計算によりブチルアセテイトの分解メカニズムを解明した。さらに、本報告では、移動型プラント、AGATE-Mについても言及する。
H.Maetzing*; 南波 秀樹; 徳永 興公
Radiation Physics and Chemistry, 42(4-6), p.673 - 677, 1993/00
被引用回数:15 パーセンタイル:79.48(Chemistry, Physical)排煙中のSOの除去機構を調べるために、OHラディカルによる気相中でのSOの酸化反応、ならびにエアロゾル表面における不均一SO酸化反応の研究を行った。不均一酸化反応の実験においては、NOならびにアンモニアを含まない模擬ガス中にSOを添加し、生成する硫酸ミストのエアロゾルの存在下でのSOの除去量を測定した。この結果、SOの除去は観測されず、アンモニアの存在しない場合には、エアロゾル表面でのSOの不均一酸化反応は無視できることが分った。このことは、アンモニアを含まない場合の電子線照射によるSOの除去機構は、気相均一系における反応で説明できることを示す。気相均一系での実験では、不均一系と同じ模擬ガスに電子線照射を行ない、線量、温度、水分濃度の関数として、SOの除去量を測定した。この気相均一系での反応に関し、実験結果とコンピューターシミュレーションとの比較を行った。
H.-R.Paur*; 南波 秀樹; 徳永 興公; H.Maetzing*
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.745 - 748, 1991/00
電子線照射乾式除去法における、窒素ならびに硫黄成分の物質収支を求めるために、日本原子力研究所ならびに西独カールスルーエ原子力研究所(KfK)の双方で実験を行い、シミュレーション計算との比較を行なった。その結果、エアロゾルならびにガス中での、窒素と硫黄成分の完全な物質収支が得られた。