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矢板 毅; 塩飽 秀啓; 鈴木 伸一; 岡本 芳浩; 島田 亜佐子*; Assefa, Z.*; Haire, R. G.*
Physica Scripta, T115, p.302 - 305, 2005/00
N,N'-dimethyl-N,N'-diphenylpyridine-2,6-carboxyamide(DMDPhPDA)セリウム錯体の構造パラメータ及び電子状態についての研究を、XAFS及び蛍光,励起スペクトル法によって行った。DMDPhPDAは、3価ランタノイドからの3価アクチノイド分離のための試薬として有望なものである。SPring-8 BL11XUにおいて測定し、CeのK吸収端XAFS解析から、セリウムと酸素及び窒素の原子間距離はそれぞれ、253pm及び264pmであることを見いだした。ピリジル基の為す平面と金属の為す角はおよそ180度であった。得られた錯体は黄色の錯体で、その吸収スペクトルは大変ブロードなものであった。このピークの長波長側の部分は他のランタノイドでは見いだされなかった。XANESスペクトルは、Ceが3価であることを示しており、この吸収帯は、f-d遷移に基づくものであると推定した。
Assefa, Z.*; 矢板 毅; Haire, R. G.*; 館盛 勝一
Inorganic Chemistry, 42(23), p.7375 - 7377, 2003/11
被引用回数:11 パーセンタイル:36.69(Chemistry, Inorganic & Nuclear)6-メチル-2-(2-ピリジル)-ベンゾイミダゾール(biz)は、溶液中でアクチノイドと容易に錯形成するとともに、高効率に配位子-金属分子内エネルギー移動特性などを示すことが新しく見いだされた。エネルギー移動過程はCm(III):Biz系では、non-radiativeモードで、Am(III):Biz系ではおもにradiativeモードで進行することなどがわかった。
林 博和; 赤堀 光雄; 湊 和生; Haire, R. G.*
no journal, ,
カドミウム(Cd)電極におけるアメリシウム(Am)の電気化学挙動及びAm-Cd系の合金生成挙動実験を行い結果を解析した。モリブデン(Mo)固体電極を作用極として用いたサイクリックボルタングラムではAm(III)/Am(II)及びAm(II)/Amに相当するピークが観測されたのに対し、Cd電極を用いたサイクリックボルタングラムではAm(III)/Am(in Cd)に相当するピークのみが観測された。Cd電極を作用極として用いた際のピーク電位はMo電極の場合よりも正側に見られた。Am系でのピーク電位の差(E(Am-Cd))は0.39VでE(Pu-Cd)と同程度であり、E(U-Cd)及びE(Np-Cd)よりも大きい。これまでに実測されたピーク電位差E(An-Cd)(An=U, Np, Pu)はCd電極で生成されるAn-Cd化合物(UCd, NpCd, PuCd)の生成自由エネルギーに相当することが報告されている。一方、Am-Cd状態図における安定化学種を同定するために、Am-Cd金属間化合物の調製を行った。Am金属と液体Cdを723Kで加熱混合して得られた化合物は、AmCd(格子定数a=1.5590.002nm)であることをX線回折実験によって確認した。723Kにおける安定な化学種であるAmCdが、電気化学試験においてCd電極で生成し、測定されたE(Am-Cd)はAmCdの生成自由エネルギーに相当するものと考えられる。