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松林 政仁; 小林 久夫*; J.T.Lindsay*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 424(1), p.165 - 171, 1999/00
被引用回数:2 パーセンタイル:27.52(Instruments & Instrumentation)中性子ラジオグラフィ装置で使用される中性子ビームの実効エネルギーを決定するために新しく線質計を設計・製作した。新たに製作された5個の線質計の性能をオリジナルと比較した。性能試験ではフィルタを用いる場合と用いない場合の熱中性子(立教大学炉、JRR-3M及びミシガン大学炉)及び導管によって導かれる冷中性子(JRR-3M)が使用された。フィルタとしては鉛及びビスマスが使用された。さらにガドリニウムとX線フィルム、中性子用イメージングプレート、蛍光コンバータと冷却型CCDカメラ及び蛍光コンバータとSIT管カメラの異なる4種類の撮像システムを用いた試験も実施した。その結果、同一中性子ビームに対する5個の線質計の個体差が明らかになったとともに、使用する撮像システムに依存した実効エネルギーの相違が確認された。
J.T.Lindsay*; 藤根 成勲*; 三島 嘉一郎*; 日引 俊*; 米田 憲司*; 小林 久夫*; 松林 政仁; M.N.Islam*
Fifth World Conf. on Neutron Radiography, 0, p.571 - 577, 1996/00
ガスタービンエンジンのノズル中に堆積するコーキングは、このタイプのエンジンが最初に製造されて以来問題となっていた。X線を用いた非破壊検査は、このコーキングのような原子番号の大きな物質(金属)中の原子番号の小さな物質(カーボン)の検出には不向きであり、通常は破壊検査により堆積状態の確認が行われていた。中性子ラジオグラフィのコーキング検出への応用は、初期の段階においては中性子ビーム中に含まれる熱外中性子や高速中性子の影響により成功しなかった。後に行われた良質の熱中性子ビームを用いた撮影によりノズルの構造材であるステンレス鋼とコーキングの間のコントラストが増加し、さらに冷中性子ビームを用いることによりコントラストの増加が大きくなることが確認された。
J.T.Lindsay*; 松林 政仁; M.N.Islam*
Fifth World Conf. on Neutron Radiography, 0, p.644 - 649, 1996/00
これまでポリマー中における水の拡散特性については、数多くの研究がなされ、水の拡散特性を時間、温度、圧力あるいはポリマーの厚さの関数として与える手法が開発されてきた。これらの手法の多くは、与えられた実験条件下において各パラメータの関数としてポリマー中に吸収された水の総量を与えるものであり、水の濃度プロファイルを与えるものではなかった。本計測では、市販品の4種類のエポキシ樹脂接着剤を用いてエポキシ中へ浸入していく水の濃度プロファイルを中性子ラジオグラフィのフィルム法を用いて計測した。試料の積算時間及び水の温度をパラメータとして試料の中性子ラジオグラフィ撮影及び重量測定を行い、画像処理及び解析により水の濃度プロファルを得た。
小林 久夫*; 松本 哲夫*; 松林 政仁; J.S.Brenizer-Jr.*; J.T.Lindsay*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 377, p.37 - 40, 1996/00
被引用回数:8 パーセンタイル:58.74(Instruments & Instrumentation)熱中性子ビームに対するフィルターの効果を実効エネルギーを用いて実験的に研究した。実験に使用した研究用原子炉は、立教大学RUR、JRR-3M及びミシガン大学FNRであり、フィルターを現在使用している研究炉としてヴァージニア大学UVRを取り上げた。中性子エネルギーのスペクトルシフトを試験するためのフィルター材としてはベリリウム、ビスマス及び鉛を使用した。実験の結果、熱中性子の実効エネルギーは冷却システムを持たないフィルターシステムの使用により容易にサブサーマル領域の10meVへ下げられることが分かった。さらに、これらの材料が従来より中性子ラジオグラフィ用ビームの線フィルター材として使用されていることから、これらのフィルターを使用している装置においてはエネルギースペクトルシフトの影響を再検討する必要があることが示唆された。
J.T.Lindsay*; 松林 政仁; Md.N.Islam*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 353, p.149 - 151, 1994/00
被引用回数:8 パーセンタイル:63.67(Instruments & Instrumentation)これまでポリマー中における水の拡散特性については、数多くの研究がなされ、水の拡散特性を時間、温度、圧力あるいはポリマーの厚さの関数として与える手法が開発されてきた。これらの手法の多くは、与えられた実験条件下において各パラメータの関数としてポリマー中に吸収された水の総量を与えるものであり、ポリマー中の水の濃度プロファイルを与えるものではなかった。本実験では、市販品の4種類のエポキシ樹脂接着剤を用いてエポキシ中へ浸入していく水の濃度プロファイルを中性子ラジオグラフィ技術を用いて計測した。試料の積算浸水時間及び水の温度をパラメータとして試料の中性子ラジオグラフィ撮影及び重量測定を行い、画像処理及び解析により水の濃度プロファイルを得た。さらに、エポキシ中へ水が拡散していく様子を画像化した。