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石川 正男; 武智 学; 篠原 孝司; 草間 義紀; 松永 剛; Krasilnikov, V. A.*; Kashuck, Y.*; 磯部 光孝*; 西谷 健夫; 助川 篤彦; et al.
Nuclear Fusion, 46(10), p.S898 - S903, 2006/10
被引用回数:18 パーセンタイル:49.17(Physics, Fluids & Plasmas)JT-60Uの弱磁気シアプラズマでは、負イオン源中性粒子ビーム(NNB)入射中に、安全係数(q)の減少とともに、周波数掃引を伴ったMHD不安定性が励起し、その後周波数は一定になる不安定性が確認されている。この不安定性に対して、前者はRSAE、後者はTAEとして説明することができる。これまで、それらの不安定性の励起機構に関する研究は進められてきたものの、高エネルギー粒子の閉じ込めにどのように影響を与えているかは実験的に観測されていなかった。本研究では、RSAE, TAE発生中の全中性子発生量を、輸送コード(OFMC)を用いて不安定性がないとしたときに計算される中性子発生量とを比較することで、初めてRSAE, TAE発生中の高エネルギー粒子の閉じ込め劣化を定量的に示した。特に、RSAEからTAEへの遷移中に高エネルギー粒子の閉じ込め劣化が最も大きくなることを突き止めた。
石川 正男; 武智 学; 篠原 孝司; 草間 義紀; Cheng, C. Z.*; 松永 剛; 藤堂 泰*; Gorelenkov, N. N.*; Kramer, G. J.*; Nazikian, R. M.*; et al.
Nuclear Fusion, 45(12), p.1474 - 1480, 2005/12
被引用回数:38 パーセンタイル:73.74(Physics, Fluids & Plasmas)アルフベン固有モード(AE)による高エネルギーイオンの輸送を調べるために、中性子発生分布及びダイヤモンド検出器を用いた中性粒子束の測定をJT-60Uにおいて初めて行った。弱磁気シアプラズマにおいて、Abraut Large-amplitude Event(ALE)と呼ばれるバーストモードが発生した時、100-370keVの特定のエネルギー範囲の高エネルギーイオンが輸送されることが、中性粒子計測から初めて得られた。また、中性子発生分布はALEにより再分配することがわかった。これらの計測から、ALEは特定のエネルギー範囲を持つ高エネルギーイオンをプラズマ中心部から周辺部へ再分配することが詳細に示された。一方、負磁気シアプラズマではRversed-Shear-induced AE(RSAE)と呼ばれるAE、及びRSAEからTAEへの遷移を確認しており、中性子発生分布計測は、モードによる輸送はRSAEからTAEへの遷移中が最も大きいことを示唆している。
石川 正男; 武智 学; 篠原 孝司; 松永 剛; 草間 義紀; 西谷 健夫; 助川 篤彦; 馬場 護*; 糸賀 俊朗*; Krasilnikov, V. A.*; et al.
no journal, ,
JT-60Uにおいて、負イオン源中性粒子ビームによって駆動されるアルヴェン固有モード(AE)による高エネルギーイオンの輸送を調べるために、中性子モニタ,中性子発生分布計測及び高速中性粒子計測を用いて実験を行ってきた。弱磁気シア配位プラズマにおいて、Abrupt Large-amplitude Event(ALE)と呼ばれるバーストモードが発生したとき、モードとの共鳴相互作用条件を満たす高エネルギーイオンがプラズマ周辺へ輸送されることを突き止めた。また、安全係数分布の変化とともに大きな周波数の変化を伴うAE(RSAE)が発生したときにも、モードとの共鳴相互作用条件を満たす高エネルギーイオンが輸送されることを計測した。現在計画されているITERの中性子計測(一部は日本が調達)によりこのような現象が観測できるかが大きな議論になっており、今後、ITERへの適用を目指して、計測精度を向上させることによるより詳細な中性子計測を実現するため、デジタル信号処理を利用した中性子計測システムの開発を進める。