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静間 俊行*; 岩本 信之; 牧永 あや乃*; Schwengner, R.*; Beyer, R.*; Bemmerer, D.*; Dietz, M.*; Junghans, A.*; Koegler, T.*; Ludwig, F.*; et al.
no journal, ,
鉛, ビスマス同位体は加速器駆動システム(ADS)においてターゲットとして使用されるため、システムの設計には、鉛、ビスマス同位体の中性子断面積データが必要である。鉛同位体のうち、不安定核Pb-205(半減期1.7310年)は、安定核Pb-204の中性子捕獲によって生成され、中性子捕獲によりPb-206となるが、その中性子捕獲断面積はよく分かっていない。本研究では、中性子捕獲断面積の計算で重要となる線強度関数に制限を与えるために、ドイツ・ドレスデン-ロッセンドルフ研究所(HZDR)の制動放射線施設においてPb-206の核共鳴蛍光散乱実験を実施し、エネルギースペクトルを測定した。その結果、励起エネルギーが3.7から8.2MeVの領域において、88本の共鳴準位を観測し、それぞれに対して散乱強度を得た。講演では、実験手法及び解析結果に加えて、得られた散乱強度から求めた線吸収断面積やPb-205の中性子捕獲断面積の評価結果について報告する。