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小川 徹; J.K.Gibson*; R.G.Haire*; M.M.Gensini*; 赤堀 光雄
Journal of Nuclear Materials, 223, p.67 - 71, 1995/00
被引用回数:15 パーセンタイル:79.41(Materials Science, Multidisciplinary)アクチニド金属f状態と遷移金属のd状態の混合は金属と組成の双方に依存する。Zr-U系には相固溶体と見なすことのできる中間相が存在する。すなわちU添加により相が相(hcp)に対して安定化される。このことはUの原子価殻とZrのd殻とが良く混合した結果、Zr-d帯の占有率が上昇したことを意味すると考えられる。Zr-Np系にも類似相が存在する。しかし、-Zrと-Uとがbcc金属として良く相互固溶するのに対し、-Zrと-Npとの相互溶解度は限られるようである。Np-Zr系の熱力学的解析の結果、Zr-Np間の相互作用がZr-U間のそれと同程度であれば、bcc領域の溶解度差曲線が固相線と交わることが明らかになった。これらの議論の基礎となるU-4d遷移金属合金化の系統的挙動についても論じた。
J.K.Gibson*; R.G.Haire*; M.M.Gensini*; 小川 徹
Journal of Alloys and Compounds, 213-214, p.106 - 110, 1994/00
被引用回数:12 パーセンタイル:66.82(Chemistry, Physical)Npと他のアクチナイド、あるいは遷移金属との幾つかの二元系について、X線回折、DTA分析によって相関係を調べた。これらの結果に基づき、5f結合の役割について議論する。Np-Zr系では、Npの5f電子の有効性が失われる結果、単純な正則容体モデルでは予測できない正の相互作用項が存在する。
J.K.Gibson*; R.G.Haire*; E.C.Beahm*; M.M.Gensini*; 前多 厚; 小川 徹
Journal of Nuclear Materials, 211, p.215 - 222, 1994/00
被引用回数:9 パーセンタイル:63.36(Materials Science, Multidisciplinary)Np-Fe合金系の相関係を示差熱分析法によって明らかにした。状態図を実験結果、正則溶体モデル計算、並びにU-Fe,Pu-Fe状態図との比較に基づいて作成した。Np-Fe系状態図は、二つの金属間化合物NpFe及びNpFeと、二つの共晶反応とによって特徴づけられる。