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Mosteller, R. D.*; 長家 康展
Transactions of the American Nuclear Society, 97(1), p.506 - 508, 2007/11
最近、UOとMOX燃料棒に対するドップラー反応度ベンチマーク問題が提案され、ANSの共同ベンチマーク委員会で承認された。ベンチマーク問題はピンセル体系の計算ベンチマークで、無限増倍率よりドップラー反応度を評価する。UO燃料棒については、0.07wt%から5wt%濃縮までの問題が設定され、MOX燃料棒については原子炉リサイクルMOX燃料と兵器級MOX燃料の2種類の組成に対して、それぞれPu富化度が8wt%と6wt%までの問題が設定されている。本研究では、最新の評価済み核データ(JENDL-3.3, JEFF-3.1, ENDF/B-VII.0)と連続エネルギーモンテカルロコードMCNP及びMVPを用いてドップラー反応度ベンチマーク問題を計算し、これらの結果を比較した。MOX燃料棒についてはライブラリ間、コード間の違いはほとんど見られなかった。一方、UO燃料棒については低濃縮の領域でMCNPとMVPの結果に約10%の違いが見られた。これは各コードで用いられる温度依存断面積データを作成する手法に原因があると考えられる。今後、この原因について詳しく調べていく必要がある。