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R.L.Leheny*; N.Menon*; S.R.Nagel*; D.L.Price*; 鈴谷 賢太郎; P.Thiyagarajan*
Journal of Chemical Physics, 105(17), p.7783 - 7794, 1996/11
被引用回数:96 パーセンタイル:93.99(Chemistry, Physical)有機ガラスを形成する重水素化プロピレングリコールを、動的応答が通常液体である領域から緩和時間が発散する点以下の温度まで、中性子回折実験によって調べた。散乱ベクトルのレンジは大変広く0.01Q30である。クラスター形成を示唆する一般的なモデルに対して、我々の実験では、そのような分子スケールを超える大きな不均一領域の存在を示す証拠は見いだされなかった。むしろ、より短範囲領域においてわずかな結合距離の変化を見いだした。この変化は、分子動力学実験によって、冷却中の液体における密度の増加と水素結合によって引きおこされる分子配向の増加によるものであることがわかった。分子間配向性の解析は、分子の相対的な位置が互い非常に強く依存し合っていることを明らかにした。