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佐藤 聡; 落合 謙太郎; 今野 力; 諸田 秀嗣*; Nasif, H.*; 田中 政信*; Polunovskiy, E.*; Loughlin, M.*
Proceedings of 24th IAEA Fusion Energy Conference (FEC 2012) (CD-ROM), 8 Pages, 2013/03
ITERのNB設計がITER建家に対する核規制値及び許認可に従っていることを保証するために、最新のITERのNBシステムに対する詳細な核解析が必要である。2009年から、モンテカルロコードMCNPを用いて、約50m35m20mのトカマク建家及び建家の外側の敷地を含めたITERのNBシステムに対して、さまざまな核解析を行っている。CADデータからMCNPの形状入力データに自動変換させるGEOMITコードを改良することにより、NBのCADデータからMCNPの形状入力データを作成することに成功した。DT運転中及び運転停止後の実効線量率、放射化したNB機器を運搬するためのキャスクの遮蔽解析等を行った。詳細な計算結果を、本学会にて発表する。
Loughlin, M. J.*; Batistoni, P.*; 今野 力; Fischer, U.*; 飯田 浩正; Petrizzi, L.*; Polunovskiy, E.*; Sawan, M.*; Wilson, P.*; Wu, Y.*
Fusion Science and Technology, 56(2), p.566 - 572, 2009/08
被引用回数:40 パーセンタイル:92.61(Nuclear Science & Technology)ITERでは700MWもの核融合出力が予定されている。そのため、毎秒2.4810個の14MeV中性子が発生し、第1壁に入射する中性子フラックスは非散乱中性子だけで約410n/cm/sで、散乱中性子も含めると数10n/cm/sにもなる。したがって、ITERは核施設として大掛かりなものであり、核解析に関する効率の良い、首尾一貫した戦略を立てることが不可欠である。この論文では、これまで用いられてきた手法をレビューし、ITERが採用すべき今後の戦略について述べる。具体的には、放射線輸送計算コード,計算モデル作成,情報工学の開発,管理ツールについて検討するとともに、新しいコード,技術を開発する必要がある分野についても提言する。
飯田 浩正; Petrizzi, L.*; Khripunov, V.*; Federici, G.*; Polunovskiy, E.*
Fusion Engineering and Design, 75(1-4), p.133 - 139, 2005/11
ITER装置の設計は2001年に報告され、最善のコードと核データを用いた核解析が行われた。建設段階が近づくに伴い、装置の主要な機器設計の最適化/固定化とともに、設計の部分的変更が行われた。この設計変更により、確認のための核解析が必要である。設計変更のうちの幾つかは、核特性上クリテイカルな部分を緩和するために提案されているものである。本論文はブランケットや真空容器の設計変更に伴いTFコイルの装置中心側直線部の核特性がいかに緩和されるかに重点を置き、最近の核特性解析の結果について述べるものである。