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小川 徹; 小林 紀昭; 佐藤 忠; R.G.Haire*
Journal of Alloys and Compounds, 271-273, p.347 - 354, 1998/00
被引用回数:16 パーセンタイル:68.19(Chemistry, Physical)最近のNpN、AmNに関する知見を加えて、アクチノイド-窒化物の蒸発挙動の系統的理解が可能になった。また、U-N-Cl系の電気化学的測定により、ハロゲンを含む三元系の挙動が明らかになってきた。アクチノイド-窒化物の高温蒸発過程他の様々な化学平衡関係は、窒素副格子上の空孔を考慮した副格子モデルで記述できる。
赤堀 光雄; R.G.Haire*; J.K.Gibson*; 岡本 芳浩; 小川 徹
Journal of Alloys and Compounds, 257, p.268 - 272, 1997/00
被引用回数:2 パーセンタイル:29.51(Chemistry, Physical)NpNi化合物の結晶学的性質を粉末X線回折により調べた。NpNi
はTh-およびPu-Ni
金属間化合物と同じCaCu
型の六方晶構造(D2d)を持ち、その格子定数はa=0.4859およびc=0.3991nmであることを明らかにした。NpNi
化合物中のNpの原子価が約4であることを、格子定数から推定するとともに、他のアクチナイドおよびランタニド-N
化合物についても考察を加えた。
小川 徹; 赤堀 光雄; R.G.Haire*; 小林 紀昭
Journal of Nuclear Materials, 247, p.215 - 221, 1997/00
被引用回数:11 パーセンタイル:65.6(Materials Science, Multidisciplinary)超ウラン元素(TRU)を含む燃料の製造、再処理、照射挙動予測のために、熱化学的解析は不可欠な手段となってきている。TRU含有合金、窒化物に関する熱力学的モデル化の現状とその応用例を紹介する。また、併せて、アクチノイド合金化挙動解明のための最近の実験的研究の成果を報告する。
赤堀 光雄; R.G.Haire*; J.K.Gibson*; 岡本 芳浩; 小川 徹
Journal of Nuclear Materials, 247, p.240 - 243, 1997/00
被引用回数:2 パーセンタイル:23.08(Materials Science, Multidisciplinary)Np-Ni合金をアーク溶解法によって作成し、X線回折によって調べた。過去に報告のあるNpNiの他、NpNi
,Np
Ni
の2つの金属間化合物の存在を確認した。NpNi
はP6/mmm、Np
Ni
はP6
/mmm空間群に属する。六方晶であった。これらのことから、Np-Ni系はUNi系よりも、むしろPu-Ni系に良く似ていると言える。
岡本 芳浩; R.G.Haire*; J.K.Gibson*; 小川 徹
Journal of Alloys and Compounds, 232, p.302 - 306, 1996/00
被引用回数:8 パーセンタイル:56.61(Chemistry, Physical)Np-Zr系合金の相関係を明らかにするために、25および33at.%Npの2つの組成の合金を調製し、最高700Cまでの温度範囲で高温X線回折測定を実施した。その結果、NpとZrの相互溶解度と中間相NpZr
の高温挙動について新たな知見を得た。合金中のNpとZrの相挙動はそれぞれの純金属とほぼ同じであった。これは、U-Zr系の場合とは異なり、NpとZrが互いに溶けにくく、高温でb.c.c.構造を持った全率固溶相を形成しないことを示している。一方、中間相NpZr
は約550
Cで分解し、同温度で再生成することが明らかになった。相観察から、NpZr
は
-Npおよび
-Zrとの固相反応によって生成したと考えられた。さらに、得られた回折データを用い、各相の格子定数の算出を試みた。その結果、600
Cにおける
-Np中のZrの溶解度は4at.%程度であること、NpZr
の格子膨張の特徴などを明らかにした。
小川 徹; 山岸 滋; 小林 紀昭; 伊藤 昭憲; 向山 武彦; 半田 宗男; R.G.Haire*
Global 1995,Int. Conf. on Evaluation of Emerging Nuclear Fuel Cycle Systems, 1, p.207 - 214, 1995/00
超ウラン元素、中でもマイナー・アクチニド(Np、Am、Cm)の取扱いの困難さから、アクチニド消滅のための燃料サイクル設計には暫新なアプローチが必要になる。階層サイクル概念ではマイナー・アクチニド(MA)は第二層中に閉じ込められる。このMA消滅処理サイクルに用いる高密度燃料サイクルの概念を提出した。MAの一窒化物は燃料要素に加工され、照射後に溶融塩電解法によって再処理される。代替案として金属燃料の使用も考えられる。これらの燃料サイクル概念の成立性評価の観点から、関連する熱力学データベースの現状と将来の拡張とを論じた。
小川 徹; J.K.Gibson*; R.G.Haire*; M.M.Gensini*; 赤堀 光雄
Journal of Nuclear Materials, 223, p.67 - 71, 1995/00
被引用回数:15 パーセンタイル:79.52(Materials Science, Multidisciplinary)アクチニド金属f状態と遷移金属のd状態の混合は金属と組成の双方に依存する。Zr-U系には相固溶体と見なすことのできる中間相
が存在する。すなわちU添加により
相が
相(hcp)に対して安定化される。このことはUの原子価殻とZrのd殻とが良く混合した結果、Zr-d帯の占有率が上昇したことを意味すると考えられる。Zr-Np系にも
類似相が存在する。しかし、
-Zrと
-Uとがbcc金属として良く相互固溶するのに対し、
-Zrと
-Npとの相互溶解度は限られるようである。Np-Zr系の熱力学的解析の結果、Zr-Np間の相互作用がZr-U間のそれと同程度であれば、bcc領域の溶解度差曲線が固相線と交わることが明らかになった。これらの議論の基礎となるU-4d遷移金属合金化の系統的挙動についても論じた。
J.K.Gibson*; R.G.Haire*; M.M.Gensini*; 小川 徹
Journal of Alloys and Compounds, 213-214, p.106 - 110, 1994/00
被引用回数:12 パーセンタイル:66.92(Chemistry, Physical)Npと他のアクチナイド、あるいは遷移金属との幾つかの二元系について、X線回折、DTA分析によって相関係を調べた。これらの結果に基づき、5f結合の役割について議論する。Np-Zr系では、Npの5f電子の有効性が失われる結果、単純な正則容体モデルでは予測できない正の相互作用項が存在する。
J.K.Gibson*; R.G.Haire*; E.C.Beahm*; M.M.Gensini*; 前多 厚; 小川 徹
Journal of Nuclear Materials, 211, p.215 - 222, 1994/00
被引用回数:9 パーセンタイル:63.51(Materials Science, Multidisciplinary)Np-Fe合金系の相関係を示差熱分析法によって明らかにした。状態図を実験結果、正則溶体モデル計算、並びにU-Fe,Pu-Fe状態図との比較に基づいて作成した。Np-Fe系状態図は、二つの金属間化合物NpFe及びNp
Feと、二つの共晶反応とによって特徴づけられる。