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大道 英樹; D.Chundury*; V.T.Stannett*
Journal of Applied Polymer Science, 32(5), p.4827 - 4836, 1986/00
被引用回数:22 パーセンタイル:74.09(Polymer Science)イオン交換膜の合成を目的として、ポリエチレンフィルムへのメタクリル酸の放射線グラフト重合を行った。グラフト率は、反応初期には照射時間と共に増加するが、後期には減少した。フィルムの表面積、厚み、体積、含水率などは、グラフト率と共に直線的に増加した。EPMAを用いてフィルム中に導入されたカルボキシル基の濃度分布を調べたところ、グラフト率が10%を越えると均一に分布することを見出した。グラフトしたフィルムにNaOH中で直流を通じたところ、フィルムの電気抵抗がNaOH濃度の逆数に比例すること、抵抗はフィルム中のカルボキシル基濃度の増加により対数的に減衰すること、及び陰極側のNaの通常濃度が15%、電流効率が20%に達すること、などを見出した。
大道 英樹; V.T.Stannett*
J.Appl.Polym.Sci., 30, p.3059 - 3067, 1985/00
被引用回数:9 パーセンタイル:53.33(Polymer Science)溶媒の存在下でポリウレタンに対するメタクリル酸の放射線グラフト重合を行った。モノマー溶液の溶解度パラメータが11.0のときポリウレタンの膨潤率が最高となった。溶媒が存在しない場合は、ポリウレタンの分子量は照射線量を30Mradまでふやしても変化しなかった。一方、溶媒存在下では、分子量が低下した。四塩化炭素,ベンゼン,n-ヘキサン中では、モノマー濃度を低くすると共にグラフト率が低下した。四塩化炭素中でのグラフト率の大幅な減少は、連鎖移動の確率が高いためであることを明らかにした。一方、水,メタノール,DMFなどを溶媒として用いた場合は、モノマー濃度が約75%のときにグラフト率の極大が現われた。膨潤やグラフト率は、ポリウレタン-メタクリル酸-溶媒間の水素結合によって影響されることを明らかにした。