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笠原 直人; 高正 英樹*; Yacumpai, A.*
Nuclear Engineering and Design, 212(1-3), p.281 - 292, 2002/00
被引用回数:57 パーセンタイル:94.47(Nuclear Science & Technology)流体湿度ゆらぎに対する構造物熱疲労評価法は、従来温度ゆらぎ範囲と繰り返し数を静的に構造へ受け渡す保守的なものであった。実際は、高周波温度ゆらぎは構造への伝達ロスが大きく、低周波ゆらぎは構造内熱伝導による灼熱化のため熱応力に変換され難い。こうした動的効果に着目し、構造の応力応答を合理的に評価する周波数応答関数を提案した。関数は熱流動現象を記述する有効熱伝達関数と、構造力学に関する有効熱応力関数との変数分離型で表される。されに本関数を適用した疲労損傷評価法を提案した。316FR鋼に適用し、疲労強度の、熱流動と構造に関する設計パラメータに関する感度を示した。
笠原 直人; Yacumpai, A.*; 高正 英樹*
JNC TN9400 99-019, 34 Pages, 1999/02
原子力プラントの中で温度が異なる冷却材が合流する領域では、流体混合による不規則な温度ゆらぎが生じるため、熱応力による構造材の疲労破損に注意する必要がある。この現象はサマールストライピングと称され、熱流体と構造が複雑に関連し合う現象であることから、従来はモックアップ実験による評価が行われており、簡便で合理的な設計評価法が必要とされていた。これに対し、温度ゆらぎの振幅は流体から構造材への伝達過程において、乱流混合、分子拡散、非定常熱伝達、および熱伝導による温度除荷の各要因によって減衰し、その特性は周波数依存であることが解明されてきている。筆者らは、このうち非定常熱伝達と温度除荷の効果に着目し、両者による温度振幅の減衰効果を温度ゆらぎ周波数の関数として定量的に記述した構造応答線図を開発した。さらに本線図を設計へ応用するため、無次元数を導入することによって線図の一般化表示を行った。無次元化された構造応答線図の妥当性は、有限要素解析の結果との比較により検証した。本線図を利用することによって、流体温度ゆらぎ振幅から非定常熱伝達と温度除荷による減衰効果を考慮した熱応力の振幅を簡易に評価することが可能となる。