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Schreiber, J.*; Frait, Z.*; Zeidler, Th.*; 目時 直人; Donner, W.*; Zabel, H.*; Pelzl, J.*
Physical Review B, 51(5), p.2920 - 2929, 1995/02
被引用回数:21 パーセンタイル:74.58(Materials Science, Multidisciplinary)最近の我々の研究からCo/Cr超格子におけるCo層はその膜厚の変化に伴って六方晶から体心立方晶に連続的に変化することが明らかになっている。この構造変化がこの磁性金属超格子の磁気的性質にどのような影響を及ぼすかを調べる目的で、磁気光力-効果及び強磁性共鳴の測定を行なった。その結果この超格子は3遷移金属超格子としては非常に大きな垂直磁気異方性を示すことがわかった。また異方性エネルギーが膜厚の逆数に比例することから、この磁気異方性がCoとCrの界面に起因するものであることが明らかとなった。さらにFMRの測定から得られたg因子の膜厚依存性から軌道モーメントが膜厚が減少する程大きいことがわかり、これは界面でのLSカップリングのメカニズムによって異方性が生じていることを示唆している。この強い界面の効果はCoが体心立方晶に変化し界面で大きなバンド混成効果が生じているためと考えられる。