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湊 太志; Zhongming, N.*; Liang, H.*
no journal, ,
中性子過剰核のベータ崩壊半減期を、HFB+QRPAを用いて理論的に予測を行った。本研究の特徴的な点は、対相関力に有限レンジの相互作用を用いたことである。さらに、理論予測の再現精度を高めるために、アイソスカラー型の対相関力の強さをBayesian Neural Network(BNN)を用いて既知の実験データから学習し、適用した。本研究から、有限レンジの対相関力を採用することによって、HFB方程式を解くための基底の数に対する半減期の依存性が、ゼロレンジ型の対相関力に比べて小さくなることが分かった。この理論手法を用いて、既知の半減期を再現するようなアイソスカラー型の対相関力をサーチし、それをデータ化し、BNNを用いて学習させることによって、実験データのない原子核のアイソスカラー型の対相関力を予測した。予測された対相関力を用いて、HFB+QRPAから実験データのない原子核の半減期予測を行った。その結果、既知の実験データを概ね再現するとともに、実験データのない原子核についても不定性の範囲が過大にならずに予測できることが分かった。