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論文

非アスペリティのマッピングから地殻内部の常時監視へ

鶴我 佳代子; 笠原 順三; 三ケ田 均*; 山岡 耕春; 藤井 直之

地学雑誌, 115(1), p.51 - 71, 2006/02

本論文は、巨大地震が発生する沈み込みプレート境界における地震発生場をより詳細に知るための考え「アスペリティのマッピングとモニタリング」(Exploration of Asperities-Reflectors System, EARS)を提案する。最近の研究成果から、プレート境界には、地震発生時に大部分の地震モーメントを開放するような固着度の大きい領域(アスペリティ、asperity)と、プレート間で数日$$sim$$数年以上で変位し、短周期の地震波動が放出するひずみエネルギーに相当あるいはそれ以上のひずみエネルギーを放出するような比較的固着度の低い領域(本論文では「非アスペリティ(non-asperity)」と呼ぶ)があることがわかってきた。ここでは、非アスペリティでのすべりの加速がそれと隣接するアスペリティのすべりを引き起こし、巨大地震の発生に関与するという考えに基づいて論旨を進める。すなわち地殻構造とプレート境界からの反射波の反射強度とその空間分布を調査することで、非アスペリティの物性と広がりをマッピングし、間接的にアスペリティの分布を知ることにつながると考える。さらに、弾性波アクロスなどの能動監視システムにより、ターゲット領域からの地震波の反射強度の時間変化を常時監視(モニター)することの重要性と、海域のプレート境界の監視海底ケーブル式地震計の将来性について述べる。

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