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口頭

高速増殖原型炉もんじゅ敷地内の花崗岩ボーリングコア試料の1m毎密度測定結果と岩級との関係

島田 耕史; 竹内 竜史; 尾松 圭太*; 照沢 秀司*; 上原 康裕*

no journal, , 

コア箱重量測定法(ダム工学会編, 2012)は、コア箱ごとに重量を測定してコア箱の重量を引き、コア形状を仮定して単位体積重量,密度を算出するものであり、深度方向に連続的なデータが現場で得られ、地質解析の合理化に有効である。福井県敦賀市の高速増殖原型炉もんじゅの敷地内において、基盤岩をなす江若花崗岩中に2本の岩盤ボーリング(掘進長100m, 200m、孔間距離約30m)が実施された。調査の課題は、重量構造物設置を想定した場合に問題となるような、大規模なすべり面となりうる弱面や大規模な破砕帯の有無を迅速に把握することであった。そこで、コア箱重量測定法を参考に1m毎の湿潤コア重量を測定し、コア形状を円筒と仮定して湿潤密度(以下、単に密度とする)を算出し、コア観察による岩級区分との比較を行った。各岩級の密度の相加平均と範囲は、B級岩盤は2.53(g/cm$$^{3}$$: 以下同様)と0.10、CH級岩盤は2.51と0.11、CM級岩盤は2.48と0.42、CL級岩盤は2.42と0.11であった。掘進長100mのコアでは地表からの深度44m-49mの区間で、CL級岩盤の密度平均値を下回る連続的な密度低下部が認められた。コア観察によれば、角礫状の割れ目が発達するなど、岩盤劣化部となっている。この岩盤劣化部は、例えば野島断層に伴う破砕帯のような掘進長数10mの密度低下部に比較すると小規模で、200mのコアに連続しない。したがって、確認されたデータからは、重量構造物の建設に関してただちに問題となるような大規模な脆弱部は見られない。

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