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二澤 宏司*; 米田 安宏; 上野 剛*; 村上 博則*; 岡島 由佳*; 山本 健一郎*; 仙波 泰徳*; 上杉 健太朗*; 田中 義人*; 山本 雅樹*; et al.
Journal of Synchrotron Radiation, 20(2), p.219 - 225, 2013/03
被引用回数:12 パーセンタイル:54.45(Instruments & Instrumentation)シリコン(111)結晶を用いた放射光X線のサジタル集光を行った。結晶弯曲時に生じるアンチクラシカル歪みを軽減するために溝型結晶を用いたが、この結晶には理想的な凹面曲げを実現するために結晶の外形寸法に黄金比と呼ばれる律速があると信じられてきた。しかし、我々は、この従来の黄金比を大きく逸脱するアスペクト比の結晶においても良好なサジタル集光が可能であることを示した。理論上、偏光電磁石ビームラインの発光点サイズと同等のビームサイズまで集光可能であるため、この手法はタンパク構造解析などにも広く適用することが可能である。
國丸 貴紀; 見掛 信一郎; 西尾 和久; 鶴田 忠彦; 松岡 稔幸; 石橋 正祐紀; 上野 孝志; 徳安 真吾; 大丸 修二; 竹内 竜史; et al.
JAEA-Review 2012-020, 178 Pages, 2012/06
日本原子力研究開発機構東濃地科学センターでは、「地層処分技術に関する研究開発」のうち深地層の科学的研究(地層科学研究)の一環として、結晶質岩(花崗岩)を対象とした超深地層研究所計画を進めている。本計画は、「第1段階; 地表からの調査予測研究段階」、「第2段階; 研究坑道の掘削を伴う研究段階」、「第3段階; 研究坑道を利用した研究段階」の3段階からなり、2010年度は、第2段階である「研究坑道の掘削を伴う研究段階」を進めるとともに、第3段階(研究坑道を利用した研究段階)の調査研究を開始した。本報告書は、2002年2月に改訂した「超深地層研究所地層科学研究基本計画」に基づき、超深地層研究所計画の第2段階「研究坑道の掘削を伴う研究段階」及び第3段階(研究坑道を利用した研究段階)における2010年度に実施した(1)調査研究、(2)施設建設、(3)共同研究等の成果を取りまとめたものである。
菊池 広人*; 棚井 憲治; 松本 一浩*; 佐藤 治夫; 上野 健一; 鐵 剛志*
JNC TN8430 2003-002, 47 Pages, 2003/03
人工バリア、地下施設の設計および性能評価に資するため、圧縮ベントナイト本報告書においては、これまでに得られた成果を踏まえ、実際の地質環境下をれまでにデータがほとんど得られていない海水系地下水条件下における圧縮ベの水理特性を把握するため、熱(温度)や塩濃度の影響に関するデータを拡充に、これら関係式の一般化を行った。また、海水系地下水(人工海水で模擬)透水係数に及ぼす影響について報告する。試験の結果、透水係数は温度の上昇=exp(-47.155+15.138rho-7.87ここで、(m$2)は固有透過度、rho$(Mg/「第2次取りまとめ」までに取得された降水系データと海水系データを比較すに比べ、1 桁程度透水係数が大きくなった。また、乾燥密度が低密度から高密って、透水係数は降水系データに近づく傾向があることが分かった。この要因して、土壌学的に研究がなされている微細構造の変化が考えられることから、ナイト中のスメクタイト層間距離の測定を行ったが、顕著な変化は見られなかった。
浦 環*; 賞雅 寛而*; 西村 一*; 青木 太郎*; 上野 道雄*; 前田 俊夫*; 中村 溶透*; 島津 俊介*; 徳永 三伍*; 柴田 陽三*; et al.
JAERI-Tech 2001-049, 154 Pages, 2001/07
原研では、改良舶用炉の設計研究の一環として、北極海を主な調査海域とする原子動力海中航行観測船の検討及び搭載する超小型原子炉SCRの検討を行っている。本報告書は、船体設計、音響測位、船体運動、海洋調査等の専門家による原子動力海中航行観測船の運航条件及び運航システムの検討結果を示したものである。わが国の潜水船の船体運動に関する設計条件を調査するとともに、北極海における調査活動を想定して水中航行時及び水上航行時の船体運動を推定した。また、想定した船体運動が超小型原子炉SCRの出力に与える影響を評価した。運航システムとしては氷の下での活動を想定して、海底トランスポンダ方式及び氷上通信ブイ方式による測位及び通信方法を検討し、トランスポンダまたは通信ブイの設置間隔を130kmと定めた。また、船体及び原子炉の事故事象を整理して、安全確保の方法を検討した。これらの検討は原子動力海中航行船の概念に反映され、今後の検討課題が明らかとなった。
上野 照剛*; 岩木 直*; 田爪 圀利*; 荒 克之
Journal of Applied Physics, 69(8), p.4925 - 4927, 1991/04
被引用回数:5 パーセンタイル:34.22(Physics, Applied)大気中におけるガス流が磁場によって抑止されることが知られている。これは大気中酵素の常磁性により磁気カーテンが形成されるからである。この効果を、ヒートパイプ中の熱輸送制御に応用してみた。実験に用いたヒートパイプは外径20mm長さ500mmのステンレスパイプに酵素を封入したものである。この上部を液体窒素中にステップ的に入れると、室温にさらしていた下端部は2分後に-105K/minの速度で冷却しはじめた。同じ実験を、ヒートパイプの中間に約1Tの磁場をかけて行ったところ下端部の冷却開始は5分後となり、また冷却速度は-6K/minと低下した。これはステンレスパイプの金属部中の熱伝達による冷却で、ヒートパイプとしての作動が磁場によって抑止されたことを意味している。この結果は低温実験等における熱スイッチ装置として利用できよう。
五十嵐 誉廣; 小松 篤史; 山口 正剛; 海老原 健一; 上野 文義
no journal, ,
第一原理計算を用いて、水素原子を含む純鉄表面の電子状態解析を行った。仕事関数、静電ポテンシャルおよび電気双極子の解析結果から、表面電位変化の要因が表面近傍にある水素原子による表面ダイポールおよび内部仕事関数の変化に起因する可能性があることが導かれた。
五十嵐 誉廣; 小松 篤史; 山口 正剛; 海老原 健一; 上野 文義
no journal, ,
近年、温室効果ガスの削減や省エネルギーの観点から、高強度鋼に対する需要が高まっている。一方、高強度鋼は水素脆化感受性が高いという問題がある。水素脆化のメカニズムを明らかにするためには、鋼中の水素分布を評価することは重要な課題の1つである。最近、金属表面への水素吸着による表面電位低下から水素分布を評価する方法が用いられている。しかしそのメカニズムは不明である。本研究では、水素原子による鉄の表面電位低下機構を解明するために、密度汎関数理論(DFT)計算法による表面電位変化と電気双極子モーメント解析を行った。鉄の表面方位は(100)方向、表面状態は清浄表面と酸素吸着表面の2種類を定義した。解析の結果、酸素原子吸着表面上の吸着水素があるときに表面電位が減少することがわかった。また、表面電位変化と電気双極子モーメントとの間に明確な負の相関があることがわかった。以上の結果から、表面電位の低下は、水素原子の吸着によって生成された電気双極子が原因の一つであることが示唆された。