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長谷川 浩一; 河西 敏; 三浦 幸俊; 鈴木 貞明; 小田 泰嗣*; 小野塚 正紀*; 下村 知義*
NIFS-MEMO-3, p.99 - 102, 1991/07
プラズマへの粒子補給を高速で数多くの固体水素ペレットで行い、プラズマ密度の分布をより精密に制御して、閉じ込め特性の向上を図るため、高速・多発ペレット入射装置の開発を進めている。この装置は、昭和63年度に製作した多発化開発用試験装置と組み合わせて、ペレットを加速する加速ガスを高温・高圧にしてペレットの高速化を図る装置である。固体水素の生成は、液体ヘリウムを冷媒とした3台の冷却器で水素ガスを冷却して行う。生成した固体水素を冷却器に内蔵したピストンにより、ノズルから押し出し、それをパンチ式切断器でペレットに切断して、2個の射出弁で交互に100ms間隔で射出する。射出したペレットの速度・質量・飛行状態などを測定して、装置の性能を確認している。研究会では、この開発試験の結果等について報告する。
平塚 一; 川崎 幸三; 三代 康彦; 吉岡 祐二*; 太田 和也*; 清水 正亜; 近藤 育朗; 小野塚 正紀*; 下村 知義*; 岩本 収市*; et al.
Fusion Engineering and Design, 13, p.417 - 424, 1991/00
被引用回数:4 パーセンタイル:47.84(Nuclear Science & Technology)臨界プラズマ試験装置(JT-60)では、プラズマに燃料を供給するために4発式ニューマチック方式のペレット入射装置を開発した。4ペレット入射装置の仕様は、ペレットキャリアサイズ3.0mm3.0mm2個、4.0mm4.0mm2個で、ペレット射出速度を1,900m/s以上、加速ガス圧力100barと定めた。性能試験の結果、水素ガスにおいて最大ペレット射出速度約2,300m/sを得た。これは、ニューマチック方式のペレット入射装置で従来得られた記録をしのぐものである。また、粒子補給率約60~65%のペレットを安定に生成する生成条件が確立された。本報告では、装置の設計、ペレット入射装置の運転及び性能試験についてまとめた。
下村 知義*; 永岡 悦雄*; 田中 伸夫*
PNC TJ9216 88-005, 50 Pages, 1988/03
高速実験炉「常陽」の回転プラグの稼動率向上に関する検討を行なった。本検討は、「常陽」が照射ベッドとして効率的に運用されることを目的とした検討の一環をなすもので(1)燃料取扱工程の短縮及び(2)工程遅延に至る不具合事象発生の抑制を図るために実施した。本検討により、以下の成果を得た。(1)回転プラグジャッキアップ、ジャッキダウン作業に要する時間及びこれに伴なう不具合事象を回避する案としてのジャッキアップ保持状態で原子炉運転を行なうことに対する問題点と対策方法の概要を明らかにした。(2)Na蒸着及びNa堆積によるジャッキダウン不調の対策として強制ジャッキダウンを実施するための方策につき概念を明らかにした。(3)蒸着Naを回収するための新方案、改修方法、装置の概念を検討した。(4)回転プラグ稼動率向上のため回転高速化の方法、程度を検討し、約5倍の高速化までは見通しがあることを明らかにした。(5)回転プラグの交換の方法及び新回転プラグに対する概念を明らかにした。