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村上 隆; 磯部 博志; 永野 哲志; 中島 悟*
Mater. Res. Soc. Symp. Proc., Vol. 257, p.473 - 480, 1992/00
オーストラリア、クーンガラ地方におけるウランの再分配と固定化に関連し、ウランがどのような形態で鉱物組織中にどのように結びつけられているかを電子線微小部分析法、顕微可視分光法等で調べた。母岩が完全に変質する前の段階では主要なウランの分布は割れ目中に起こっている。ウランがウラニルリン酸塩としてゲータイトと共に存在していたことから、又、ゲータイトはフェリハイデライト(緑泥石変質の直接の副産物)から短期間に転移することから、クーンガラの地下水に飽和しているSaleeite(ウラニルリン酸塩)がフェリハイデライトに吸着され、フェリハイデライトの結晶化の過程でゲータイト中に固定されるウランの固定化機構が推定された。
佐藤 智徳; 山本 正弘; 大森 千広*; 野村 昌弘; 辻川 茂男*; 小川 洋之*; 中島 博志*
no journal, ,
大強度陽子加速器施設J-PARCの鉄ベースの金属磁性体を用いた高周波加速空洞は、電流を流すことで加熱するために、循環水で冷却されている。この金属磁性体の金属面が腐食しているような形態が観察され、粒子加速性能の低下が確認された。そこで、この腐食現象の解明と対策を考えることを目的として、腐食解析を実施した。その結果、水中の銅イオンの寄与が明らかとなった。また、銅イオンフリー条件で腐食速度は40m/年であり、腐食対策が必要であることが明らかとなった。