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勝山 仁哉; 西川 弘之*; 宇田川 誠; 中村 光行*; 鬼沢 邦雄
Journal of Pressure Vessel Technology, 135(5), p.051402_1 - 051402_9, 2013/10
被引用回数:26 パーセンタイル:72.37(Engineering, Mechanical)圧力容器(RPV)の肉盛溶接部と母材部における溶接後及び溶接熱処理(PWHT)後の残留応力分布を、相変態を考慮した熱弾塑性クリープ解析を用いて評価を行った。解析結果と実測値の比較から、肉盛溶接部及び母材部内の残留応力分布の解析結果は実測値とよく一致することを見いだし、すなわち残留応力解析の精度向上のためには溶接中の相変態を考慮することが重要であることがわかった。また、求められた残留応力分布を用いて、加圧熱衝撃時のRPVに対する破壊力学解析を行い、残留応力がRPVに及ぼす影響について評価した。その結果、RPVの健全性を行う場合には、肉盛溶接とPWHTにより生じる残留応力を考慮することが重要であることを明らかにした。
西川 弘之; 勝山 仁哉; 宇田川 誠; 中村 光行; 鬼沢 邦雄
日本機械学会論文集,A, 76(770), p.56 - 64, 2010/10
原子炉圧力容器の肉盛溶接及び溶接後熱処理による溶接残留応力を評価するため、熱影響部の材質変化を考慮した熱弾塑性クリープ解析を行った。熱影響部の材質変化を考慮することで、解析で得られた応力分布は平板型試験体から実測された応力分布によく一致した。この解析手法を用いて、原子炉圧力容器形状を模擬したモデルに対して、肉盛溶接,溶接後熱処理,耐圧試験,通常運転及び加圧熱衝撃時における応力分布を算出し、肉盛溶接が圧力容器の応力分布に及ぼす影響を評価した。得られた応力分布を用いて、PTS時におけるき裂を想定した際の応力拡大係数について検討を行った。
勝山 仁哉; 宇田川 誠; 西川 弘之*; 中村 光行*; 鬼沢 邦雄
E-Journal of Advanced Maintenance (Internet), 2(2), p.50 - 64, 2010/08
溶接残留応力は、き裂の発生・成長に影響を及ぼすため、原子炉圧力容器の構造健全性を評価するにあたり最も重要な因子の1つである。圧力容器の内面は腐食を防ぐためステンレス鋼が肉盛溶接されている。上蓋貫通のJ溶接部には、溶接金属としてNi合金が用いられる。このような異材溶接部には、溶接後熱処理を施した後も残留応力が残る可能性がある。そこで本研究では、DHD法により残留応力を測定するとともに、相変態を考慮した熱弾塑性クリープ解析を実施した。解析結果と実測値の比較から、両者はおおむね一致するとともに、解析精度向上のためには相変態の考慮が重要であることを見いだした。求められた残留応力分布を用いて、確率論的破壊力学解析コードを用いて、PWSCCに対する残留応力分布及びき裂進展速度のばらつきがき裂進展に及ぼす影響を評価した。
勝山 仁哉; 中村 光行; 飛田 徹; 鬼沢 邦雄
no journal, ,
原子炉再循環系配管を想定した突合せ溶接継手試験体について、口径・肉厚の異なるステンレス鋼管の溶接残留応力分布を実測により評価した。実測値との比較を通して、熱弾塑性溶接シミュレーションにより、残留応力について妥当な解析結果が得られることを確認した。本溶接シミュレーション手法を用いて、溶接部形状及び溶接パスごとの溶接条件が残留応力に及ぼす影響を検討した。その結果、残留応力に及ぼす影響として、軸方向応力については口径依存性が大きいこと、及び入熱量とともに残留応力が増加することが示された。また、配管の肉厚によらず最終溶接パスが残留応力分布に及ぼす影響が大きいことも明らかにした。
西川 弘之; 中村 光行; 宇田川 誠; 勝山 仁哉; 鬼沢 邦雄
no journal, ,
原子炉圧力容器の肉盛溶接及び溶接後熱処理による溶接残留応力を評価するため、熱影響部の材質変化を考慮した熱弾塑性クリープ解析を行った。熱影響部の材質変化を考慮することで、解析で得られた応力分布は平板型試験体から実測された応力分布によく一致した。この解析手法を用いて、原子炉圧力容器形状を模擬したモデルに対して、肉盛溶接,溶接後熱処理,耐圧試験,通常運転及び加圧熱衝撃時における応力分布を求めた。これらの結果を比較するとともに、き裂を想定した際の応力拡大係数により、残留応力が構造健全性に及ぼす影響を評価した。