Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
目時 直人; Aczel, A. A.*; 青木 大*; Chi, S.*; Fernandez-Baca, J. A.*; Griveau, J.-C.*; 萩原 雅人*; Hong, T.*; 芳賀 芳範; 池内 和彦*; et al.
JPS Conference Proceedings (Internet), 30, p.011123_1 - 011123_6, 2020/03
希土類(4)やアクチノイド(5)は、電子数の増加とともに複雑さを増し、様々な相互作用が競合して多様な状態が出現する。多体電子系の結晶場分裂はバンド幅より狭いため、(1)高分解能の実験が必要で、(2)遍歴的なCeやU化合物は本質的に明瞭なスペクトルを示さない。また、(3)国際規制物質NpやPuなど超アクチノイド元素の取り扱いは厳しく規制されている。そこで比較的局在性の強い物質や希土類関連物質の、中性子散乱実験による磁気励起の研究が有益である。本稿では重い電子系化合物NpPdAlと関連物質の電子状態について述べる。
目時 直人; 山内 宏樹; 鈴木 博之*; 北澤 英明*; 蒲沢 和也*; 池内 和彦*; 梶本 亮一; 中村 充孝; 稲村 泰弘
Journal of the Physical Society of Japan, 87(8), p.084708_1 - 084708_7, 2018/08
被引用回数:6 パーセンタイル:46.54(Physics, Multidisciplinary)電子化合物NdPdAlの中性子散乱による研究を行った。0K, 35.4K, 88.3K, 101.5K, and 198.8Kの結晶場レベルを励起スペクトルから明らかにした。基底状態は主としての軌道によって構成され、これが大きな負のKと一軸異方性を生じる。結晶場から計算された磁気モーメント, 帯磁率, 磁化曲線, 比熱は実験をよく説明する。CePdAlやPrPdAlと共通した電荷分布の存在は同じ構造を持つアクチノイド化合物においても局在的な性質が重要で、UPdAlの局在5電子状態やNpPdAlの重い電子系超伝導にその価数の不安定性が重要な役割をすることを示している。
社本 真一; 伊藤 孝; 大西 弘明; 山内 宏樹; 稲村 泰弘; 松浦 直人*; 赤津 光洋*; 樹神 克明; 中尾 朗子*; 茂吉 武人*; et al.
Physical Review B, 97(5), p.054429_1 - 054429_9, 2018/02
被引用回数:18 パーセンタイル:65.6(Materials Science, Multidisciplinary)イットリウム鉄ガーネットの核および磁気構造と全マグノン分散を中性子散乱により調べた。低エネルギーの分散は強磁性マグノンで期待されるように14meVまで2次関数の分散を示した。積分した動的磁化率"()の虚部は低エネルギーで平方根のエネルギー依存性を示した。"()から絶対値でマグノン状態密度を求めた。その値は理論的に予想されるマグノン分散でひとつのカラリティーモードに対応する。
山田 秀尚; 横山 啓一; 寺西 慶哲*; 杉田 明宏; 白井 稔三*; 青山 誠; 赤羽 温; 井上 典洋*; 上田 英樹*; 山川 考一; et al.
Physical Review A, 72(6), p.063404_1 - 063404_5, 2005/12
被引用回数:6 パーセンタイル:31.21(Optics)量子制御による近接準位の超高速で精確な選択の実証を報告している。波形整形器で位相ロックされたフェムト秒パルス対を作り、これによってセシウム原子を基底状態からCs(7)及びCs(7)状態へ二光子吸収によって励起させているそれぞれのスピン-軌道状態からの蛍光検出によって、励起状態のポピュレーションを測定している。パルス対の位相差を制御することによって、精確な超高速選択が達成されている。パルスペアの遅延時間400フェムト秒以内の条件において、選択比の最小に対する最大の比は1000を超えている。
田中 良和*; 稲見 俊哉; Lovesey, S. W.*; Knight, K. S.*; Yakhou, F.*; Mannix, D.*; 國分 淳*; 金澤 雅行*; 石田 興太郎*; 七尾 進*; et al.
Physical Review B, 69(2), p.024417_1 - 024417_11, 2004/01
被引用回数:36 パーセンタイル:79.6(Materials Science, Multidisciplinary)Dy L吸収端における電気四重極遷移による共鳴X線回折を用いて、DyBCの4四重極及び十六重極秩序の直接観測を行った。回折データは24.7KにおけるDyの点群の4/から2/への対称性の低下と時間に偶でA対称性を持ったDy多重極の秩序に伴う構造変化を示した。この温度以下では結晶構造は空間群4/で記述され、Dyイオンは4サイトを占める。この温度ではBとCからなる格子の変形が起こり、これは2/の2回軸に垂直なBC面のバックリングに等しい。Dyの低エネルギー状態のモデルを示し、比熱,われわれのX線回折データ,中性子回折による磁気秩序との関係を論じる。
白井 稔三; 中村 宏樹*
Physical Review A, 40(12), p.7377 - 7379, 1989/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.15(Optics)NHとの熱衝突によるHe(n=14,P)の電離の理論研究を準量子論を用いて行った。電子-分子の回転脱励起過程に対して荷電-双極子Glauber微分断面積を適用した。計算した熱平均断面積は、n≦17において非常に強いn-依存性を示すことが分かった。得られた結果と最近の実験との比較を行った。
白井 稔三; 中村 宏樹*
Phys.Rev.,A, 36(9), p.4290 - 4297, 1987/09
抄録なし
白井 稔三; 中井 洋太; 中村 宏樹*
Phys.Rev.,A, 30(4), p.1672 - 1681, 1984/00
準量子論による標題の過程に対する断面積公式を実用的に使い易くするために書き換えた。電離される高励起原子の方位量子数について平均化すると、この公式はさらに簡単化される。電子ー原子の非弾性散乱にグラーバー振幅を用いて、水素原子同士の電離衝突断面積の計算を行った。その結果とボルン振幅を用いて得られた結果を比較し、一般化振動子強度により結果の考察を行った。
白井 稔三; 中井 洋太; 中村 宏樹*
Phys.Rev.,A, 19(2), p.542 - 550, 1979/00
電子と原子の非弾性散乱断面積が運動量移行変数のみの関数である場合に提唱されたimproved impulse近似を使って、高および低エネルギーの両極限におけるイオン化断面積の表式を導出した。高励起原子がイオン化されると同時に励起原子が励起または脱励起する場合において、それぞれの表式を与えた。これらの表式を水素原子同士の衝突過程に適用した結果、広い衝突エネルギー領域で断面積を算出する表式であることが分かった。
白井 稔三; 中井 洋太; 中村 宏樹*
Phys.Rev.,A, 20(2), p.421 - 423, 1979/00
improved impulse 近似を使って励起-電子原子同士の高エネルギー領域におけるイオン化断面積を解析した。これらの断面積は、励起水素原子同士の衝突において計算された物理量:Cから容易に評価されることが示された。
白井 稔三; 中村 宏樹*; 中井 洋太
Phys.Rev.,A, 19(6), p.2225 - 2231, 1979/00
励起水素原子同士のイオン化衝突において、一方の原子が脱励起を伴う場合:H(nl)+H(nl)H(N'l')+He(nn',n≦n)について理論的解析を行った。断面積を数値計算し、その状態及び衝突エネルギー依存性を考察するにあたって、私たちが以前に提唱したImprovedインパルス近似公式が使用された。断面積のエネルギー依存性に新しい興味ある挙動が現われ、それらの物理的考察を行った。
白井 稔三; 中村 宏樹*; 井口 馨*; 中井 洋太
J.Phys.,B, 11(6), p.1039 - 1048, 1978/06
励起水素原子同士のイオン化衝突過程:H(nl)+H(nl)H(n'l')+H+eに対する断面積のエネルギー依存性を準量子力学的手法で計算解析した。(n=2,n'=3,n=2),(n=2,n'=3,n=3)及び(n=2,n'=4,n=3)に対する断面積が、すべて可能な方位粒子数の状態に対して計算されている。それらの断面積のエネルギー依存性に新しい挙動がみられる。
中村 宏樹*; 白井 稔三; 中井 洋太
Phys.Rev.,A, 17(6), p.1892 - 1899, 1978/06
原子間イオン化衝突:H(nl)+H(nl)H(n'lA')+H+e(nn',n≦n)におけるインパルス及び準量子力学的近似の相互関係を理論的に解析し、実用的な近似式を提唱する。この近似式は、従来のものに比較して、仮定が最も少ない。特に、lで平均した断面積は、一次元積分で表現され、数値計算にも利点を有する公式である。
白井 稔三; 中村 宏樹*; 中井 洋太
Atomic Collision Res.in Jpn.,Prog.Rep., (4), P. 31, 1978/04
励起水素原子同士のイオン化衝突課程:H(nl)+H(nl)H(nl)+H+e(n≦n)における断面積のエネルギー依存性を調べた。幾つかの組み合わせについて、状態依存性とともに結果および考察を既に三ッの論文で発表した。現在、高および低エネルギー極限での断面積の挙動について理論的解析を行っている。今後、計算で必要とされるH(nl)+eH(nl)+eの散乱振幅に対して、今までBoru近似の散乱振幅を使用したが、Glauber近似の散乱振幅を使って近似の妥当性を検討する。
社本 真一; 伊藤 孝; 大西 弘明; 森 道康; 松浦 直人*; 赤津 光洋*; 中村 充孝; 稲村 泰弘; 山内 宏樹; 中尾 朗子*; et al.
no journal, ,
J-PARC MLFの中性子非弾性散乱装置DNA、4SEASONSおよびAMATERASを用いて、10eVから30meVまでのエネルギー範囲でマグノン状態密度を求めたので報告する。
目時 直人; 山内 宏樹; 北澤 英明*; 鈴木 博之*; 萩原 雅人*; 益田 隆嗣*; 松田 雅昌*; Aczel, A. A.*; Songxue, C.*; Hong, T.*; et al.
no journal, ,
重い電子系超伝導体NpPdAlの5電子状態と重い電子の起源を解明するため、結晶構造が同じ希土類化合物の電子状態を中性子散乱実験により明らかにした。PrPdAlとNdPdAlの結晶場励起を観察し、正方対称の結晶場ハミルトニアンを解析的に対角化した結果と比較して電子状態を決めた。結晶場パラメーターが物質に依らずほぼ同じであることは、有効点電荷ポテンシャルもほぼ同じことを意味する。これらの結果からNpPdAlやUPdAlの5電子状態を明らかにすることができた。